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『北斗の拳』ラオウとカイオウはどっちが強い? シミュレーションしてみた対決の行方

『北斗の拳』ファンのあいだでいまだに論争が尽きない「ラオウとカイオウはどちらが強いのか?」、この終わらない「お題」に踏み入ります。最終的にはエンタメ目線で結論を出してみました。

最後に生き残るのは……悪!?

ラオウ(右)とカイオウ。もしもこのとき、ふたりが拳を交えることになっていたら……『北斗の拳』第203話「訣別の鮮血!の巻」より
ラオウ(右)とカイオウ。もしもこのとき、ふたりが拳を交えることになっていたら……『北斗の拳』第203話「訣別の鮮血!の巻」より

 アニメ放送40周年を迎える『北斗の拳』。新作アニメ『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』もアナウンスされており、放送開始が楽しみでなりません。

 さて、ファンのあいだで長年、尽きない話題があります。それは『北斗の拳』史上、最強の敵2トップといえるであろう「ラオウとカイオウはどっちが強いのか?」です。

「ラオウ」は北斗神拳の伝承者候補として修行を重ねた、いわゆる北斗4兄弟の長兄で、本編の主人公「ケンシロウ」の最大のライバルです。「修羅の国」編で登場する「カイオウ」はラオウの実兄で、北斗琉拳の伝承者です。いずれが強いのか、原作のマンガをベースに考えてみましょう。

 手始めに両者の、ケンシロウとの対戦成績をおさらいします。

●ラオウVSケンシロウ(修業時代を除く)

・第1戦:双方決め手に欠けて痛み分け。
・第2戦:南斗の城で再戦するも、ケンシロウの究極奥義「無想転生」でラオウ敗北。
・第3戦:ユリアへの愛と哀しみを知ったことからラオウも「無想転生」を体得。力はほぼ互角となり、拳法を超越した殴り合いの状態から、ケンシロウ渾身の一撃でラオウ敗北。

 対戦成績はラオウの0勝2敗1分で、一度もケンシロウに勝っていません。ただ、初戦のラオウはレイ、トキと戦ったあとの3戦目というハンデはあったかもしれません。

●カイオウVSケンシロウ

・第1戦:「修羅の国」での戦い。カイオウはケンシロウの「無想転生」を見破り、自分がいる場所を見失わせる奥義「暗琉天破」で完勝。ケンシロウは瀕死(ひんし)の重傷を負う。
・第2戦:カイオウは生まれつき会得していた北斗宗家の技を出しますが、ケンシロウが北斗宗家の象徴「女人像」から「受け技」を伝授されたため、魔闘気すら効果がなくカイオウの敗北。

 カイオウは初戦でとどめを刺せなかったのが不覚でした。対戦成績は1勝1敗です。

●カイオウのほうが強い?

 では考察です。カイオウは、一度はケンシロウに完勝しています。ラオウに勝利したケンシロウが「無想転生」を駆使しても負けた相手なので、これだけで強い理由の十分な判断材料です。マンガに描かれた事実に基づけば、単純に「カイオウのほうが強い」と思います。これまで世に出た書籍やネット上の反応などを見てきたなかでも、多くの人が同じ見解を述べています。

【画像】ラオウもカイオウもデカいけど…こちらが『北斗の拳』のなかでもめっちゃデカいヤツらです(推定身長つき)!(7枚)

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