マグミクス | manga * anime * game

『北斗の拳』ラオウとカイオウはどっちが強い? シミュレーションしてみた対決の行方

「ラオウVSカイオウ」のマンガが描かれたら!?

ラオウ対ケンシロウの死闘はマンガ史に刻まれる名バトル。ゼノンコミックスDX『北斗の拳』新装版 第10巻 書影
ラオウ対ケンシロウの死闘はマンガ史に刻まれる名バトル。ゼノンコミックスDX『北斗の拳』新装版 第10巻 書影

 強さを測る物差しが人によってバラバラなので、こんな考察をします。「もしも原作者がラオウVSカイオウを描いたなら」というシミュレーションをしてみましょう。ラオウはケンシロウとの最終決戦前に「修羅の国」を訪れてカイオウと対面しており、もしこのときふたりが戦うことになったら、と仮定します。

 北斗琉拳伝承者の兄と北斗神拳最強レベルの弟との対決は、一度では終わらないでしょう。ラオウは戦う相手に慎重な面があるものの、即カイオウと戦う局面であれば話は別と考えられます。カイオウの野望は北斗神拳および北斗宗家の撲滅ですが、北斗宗家の血脈ではないラオウには対ケンシロウレベルの強大な魔闘気が噴出しないはずです。しかしカイオウの「暗琉天破」などの奥義は強力なので、ラオウが「無想転生」を習得していたとしても倒すには及ばず、カイオウ優勢で一度はドローとします。

●ポイントは魔闘気封じ

 問題は次戦。ラオウの課題は魔闘気対策です。北斗神拳伝承者ではないので、ケンシロウのように女人像から「受け技」を会得できません。ただし、ケンシロウがそうであったように、北斗神拳伝承者として修行を積んだラオウは、一度対戦した相手の特徴を体得できる特性を持つはずです。

 また、先に述べたようにラオウは慎重派です。カイオウの奥義に対抗できる「何か」を持って戦いに挑むでしょう。その「何か」についてはさまざまな案が考えられるなか、筆者は、「魔闘気は『闘気』を吸収するものの、吸収しきれないほどの『闘気』でこれを封じる」という展開を考えます。とにかく、最大のポイントである「魔闘気」を受けない状態にしたとしましょう。

 さらに考察します。そうなると決め手は「拳」の差になります。ケンシロウはバランとの戦いで「拳ではおれをしのぐラオウ」と言っていますし、カイオウとの戦闘中にも「おまえではラオウに勝てん」と言っています。拳を交えた男が感じた力関係からすると、カイオウは決め手に欠けるのでしょう。

 実際、カイオウとの2戦目でケンシロウは「北斗琉拳は魔闘気で敵を幻惑し敵の受け技を流すことを極意とした」といい、北斗琉拳には限界がある旨を唱えます。そして「北斗神拳は戦場の拳、千変万化する戦いの中にこそ、その奥義を見いだしたのだ」と、決定的な違いを言い渡しました。やがて、ケンシロウの奥義により文字通り拳を砕かれたカイオウは、一方的にやられて敗北します。

 拳で負けないなら、ラオウは「無想転生」や、いまだ見せていない秘技でカイオウに勝利できるのではないでしょうか。さあ結末やいかに……。

●強い相手のアップデートは必須

 そもそも論ですが、これはマンガです。ケンシロウはだんだん強い相手を破りレベルアップしなければなりません。カイオウは完全な悪者です。愛情を捨て悪しか信じない者を決戦で勝たせるわけにはいきません。『北斗の拳』のテーマに「愛」がありますし、少なくともこの時点でラオウは「愛」を知っていましたから、壮絶な戦いの末に最後はラオウの勝ち……となるのが腑に落ちます。

 結論をいうと、「短期戦ならカイオウが強い。しかし長期戦ならラオウが勝つ」といったところです。ふたりの戦いがもし描かれたなら、ラストシーンは秘技の相打ちになり、どちらが勝ったかわからないままエンド……というのは謎が持続して面白いかもしれません。皆さんはどんな考察をしますか。

(石原久稔)

(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983

※本文の一部を修正しました。(2024年4月26日 11:42)

【画像】ラオウもカイオウもデカいけど…こちらが『北斗の拳』のなかでもめっちゃデカいヤツらです(推定身長つき)!(7枚)

画像ギャラリー

1 2

石原久稔関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

マンガ最新記事

マンガの記事をもっと見る