ポケモンバトル「する」のも「観る」のもハードル低く。参加するなら今しかない?
新規で参加するには”敷居が高い”印象があった「ポケモンバトル」ですが、シリーズ最新作の『ポケットモンスターソード・シールド』では、新しいユーザーの参戦はもちろん、観戦のみでも楽しめるさまざまな工夫が盛り込まれています。競技性が増していくポケモンバトルからますます目が離せません。
「eスポーツ」参入の日は来るか? 観戦だけでも楽しめるバトル
ニンテンドーSwitch用ソフト『ポケットモンスターソード・シールド』(以下:ポケモン剣盾)のオンライン上で繰り広げられる「ランクバトル」は、シーズン2(2020年1月3日9:00〜2月1日8:59)の終わりが近づいてきました。
試合時間の変更や、専用技を持つ「キョダイマックス」可能なポケモンの参戦も解禁されたシーズン2では、新しい戦術もどんどん編み出され、ファンは日夜熱い火花を散らしています。
こう書くと、初心者や未プレイの方には「やはりポケモンバトルは敷居が高い」と思われてしまいそうですが、「ポケモンバトル」(自分のポケモンと、他のプレイヤーのポケモンを戦わせる遊び方)の敷居が高いと思われている理由は、基本ルールをはじめ、対戦における各ポケモンの能力や技など、覚えなくてはいけないことが非常に多いことにあります。
対戦のノウハウをインターネットで調べようにも、ファンたちは専門用語で意見を交換しあっています。過去シリーズにおいては、ポケモンバトルの入り口は比較的狭かったといえるでしょう。
しかし、シリーズ最新作の『ポケモン剣盾』では、これまでポケモンバトルとは無縁だった人も気軽に参戦できる要素を随所に見つけることができます。
例えば、育成に役立つアイテムの種類が豊富な今作は、対戦用のポケモンを育てることが、過去シリーズとは比べものにならないほど簡単になりました。対戦自体も、臨場感や演出こそダイナミックになっていますが、過去作品と比較すると、(頭脳戦としての側面が薄れた訳ではありませんが)バトルの内容自体はシンプルにまとまっているように感じられます。
試合時間も最長で15分と、随分短くなりました。この変更に対し、「タイムオーバー」を狙う新しい戦術が生み出され、熱心なファンの間では議論の対象になっていたりもするのですが、ポケモンバトルに詳しくない人にとっては、試合時間が短く、シンプルに「今何が起こっているのか」を瞬時に理解でき、「観戦のみ」でもポケモンバトルを楽しめるようになります。
「プレイする側」も「見る側」もより楽しめるようになってきた変化によって、ポケモンバトルの「競技性」が増しているととらえることもできます。今作のポケモンバトルは原則、スタジアムを舞台に行われますし、トレーナーがユニフォームを着用し、ポケモンの一挙手一投足に観客が声援を送る演出などは、eスポーツへの展開を否応なしに想像させるものです。
ポケモンバトルの競技性がさらに高まり、より多くの人にルールや魅力が広がっていけば、将来「ポケモンバトル」がeスポーツ競技の1種目になる日がやってくるかも知れません。
(マグミクス編集部)
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