因縁の敵?それとも恩人? ラスボスとして衝突しそうな4大勢力はいつ出会うのか
海賊や海軍たちの熱いバトルが魅力のひとつである『ONE PIECE(ワンピース)』では、長年「ラスボスは誰?」と考察が盛り上がっていました。今回は、ラスボスとして有力候補にあがっているキャラに注目します。
ラスボスにふさわしいのは誰?
『ONE PIECE(ワンピース)』は、ラスボスと予想される人物の考察が長きにわたり白熱しています。今回は、ラスボス候補として現在有力視されているキャラをみてみましょう。
まず、コミックス第90巻のマリージョアで初登場した「イム様」は、ラスボス候補として気になる存在です。長い王冠をかぶったような頭部と鋭い目以外は黒塗りで、いまもなお多くの謎に包まれています。ただ、世界政府の最高権力者である五老星がひれ伏しながら「歴史より消すべき『灯』がまたお決まりでしょうか」と意向を伺う様子からかなりの大物であることは確実でしょう。
このような経緯から、世界の支配者を思わせる存在として、ネット上では「すべての黒幕感がある」「目の形がミホークに似ているから血縁か?それともミホークが黒幕?」「イム=IMUだから逆から読むとUMIで、ラスボスは海?」などとさまざまな予想がされています。
また、イム様の名を聞いた「エンポリオ・イワンコフ」が、「800年前にこの世界を創造しチャブルな『最初の20人』に… 『ネロナ家』の『イム聖』という王がいたの」と言ったことから「イム様が天竜人のなかでも最高位ではないか」という考察もあがっているようです。
これが本当ならば、世界政府と敵対する麦わらの一味にとって、イム様が最終的に戦う敵となる可能性は十分に高いでしょう。さらにイム様は、同じく90巻においてルフィの顔写真を切り裂き、巨大な麦わら帽子を厳重に管理するなど、ルフィに何かしらの因縁がありそうです。今後ルフィたちと関わっていく可能性は高いのではないでしょうか。
続いて、ルフィに因縁があるラスボス候補として、四皇のひとりで黒ひげ海賊団の提督「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」もあげられます。ティーチは作中で世界政府に所属する「黒ひげ王国」の建国や「世界を取る」などの野望を口しており、その目的を果たすためには手段を択ばない狡猾さを持つ海賊です。その非道な性格は、「ヤミヤミの実」を手にするため、かつて所属していた白ひげ海賊団の船員を殺害した「仲間殺し」や、悪魔の実の能力者を殺して能力を奪う「能力者狩り」などからも分かります。
そんなティーチとルフィは物語の序盤から食の好みや性格、体型などが対比で描かれることがあり、ラスボスになる伏線として注目されていました。さらに「ゴムゴムの実」が「太陽神ニカ」の力を宿していたことで、「闇」をモチーフとしたヤミヤミの実と対をなすことまで分かり、ネット上では「黒ひげとは戦わずに終わることはなさそう」「太陽と闇なら壮大な戦いになりそう」などと、ふたりの決戦に期待の声があがっています。