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「マジきつい」「許せん」 『ワンピ』人気キャラたちの過去に起きた「大惨劇」

多くの名場面や感動シーンが描かれてきた『ONE PIECE』には、目をそむけてしまいたくなるような衝撃的な展開もあります。今回は、作中で描かれた過去編での「鬱展開」を振り返りましょう。

世界政府の非道さに怒り爆発!

幼い頃に生まれ育ったオハラを滅ぼされたロビンが描かれた『ONE PIECE Log Collection “NICO・ROBIN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)
幼い頃に生まれ育ったオハラを滅ぼされたロビンが描かれた『ONE PIECE Log Collection “NICO・ROBIN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

 大人気マンガ『ONE PIECE』は、特に「過去編」で目をそむけたくなるような惨劇が描かれてきました。今回は作中世界を牛耳る世界政府が起こした、人気キャラたちの人生を狂わせた悲劇を振り返ります。

●オハラの悲劇

 麦わらの一味の考古学者であるニコ・ロビンが生まれ育ったオハラは、考古学の研究で有名な島でした。クローバー博士をはじめとした考古学者たちは「歴史の本文(ポーネグリフ)」を読み解き、世界政府が隠してきた「空白の100年」の歴史について密かに研究を進めていきます。

 しかし、そのことが世界政府にバレてしまい、オハラの学者たちと研究成果を消すために世界政府はバスターコールを発動するのです。そこには「歴史の本文」研究の旅に出ていたロビンの母、ニコ・オルビアが捕まったことも関係していました。そして、バスターコールにより砲弾が降り注ぎ、オハラが戦場と化すなか、ロビンの母のオルビアも死亡してしまいます。

 ロビンは島に漂着して仲良くなっていた海軍中将ハグワール・D・サウロに助けられ、なんとか島から逃れます。しかし、すでに考古学者として「歴史の本文」を解読できた彼女に対し、世界政府は「危険人物」として7900万ベリーもの懸賞金をかけました。当時、わずか8歳にして賞金首となってしまったロビンは、行く先々で迫害を受けたり、懸賞金目当てで近付いてこられたりと、とても人を信用できない逃亡生活を送ることとなります。

 その期間は長く、クロコダイル率いるバロックワークスの一員としてルフィたちと出会うまで、20年間にもわたりました。オハラでは当時中将だったサカズキが、学者がいるかもしれないと避難する民間人が乗った船を沈めるなど、作中屈指の惨劇が起きています。

 その後、最終章にてオハラの事件から数か月後に死んだと思われたサウロらしき人物が、学者たちが湖に沈めた書物を回収していたことが明らかになりました。形として残ったオハラの研究成果が今後どう生かされるのか、サウロとロビンはいつ再会するのかにも注目が集まっています。

●フレバンスの珀鉛病事件

 最悪の世代のひとり、トラファルガー・ローの出身地「フレバンス王国」も世界政府のせいで悲劇の国となっています。フレバンスは「珀鉛」と呼ばれる鉛の一種が採掘され、そのおかげで人びとは裕福に暮らすことができていました。

 しかし、珀鉛には有毒性があり、世代ごとに毒素が蓄積されて、長年採掘していたフレバンスの国民たちはあるとき「珀鉛病」と呼ばれる病気を発症してしまいます。世界政府とフレバンスの王族たちは、この珀鉛の有毒性を知りながらも、利益を優先するために国民に危険性について黙っていたのです。

 王族たちはすぐに逃げ出し、さらに周辺の国々はこの珀鉛病を伝染病だと思い込んで、八方からフレバンスを塞いで隔離してしまいます。自力でフレバンスを逃げ出そうとする者たちは容赦なく射殺され、残された人びとは逃げ出そうと抵抗し、戦争が始まるのでした。この戦争により、ローの家族は全員死んでしまいます。

 世界政府の勝手な事情により滅んでしまったフレバンスや、悲惨な子供時代を過ごしたローについて「自分たちの事しか考えてない世界政府と王族本当に胸糞悪い」などと怒りの声が出ていました。

【画像】え…っ? 「子供時代のロビンかわいい」「親子の話マジ泣いた」 これが悲惨すぎる「オハラの事件」です(4枚)

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