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「グロさ」が衝撃の実写版映画4選 「マジきつい」「工夫したけどR指定」

『アルプスの少女ハイジ』がエログロ満載の18禁作品に!?

●登場人物たちの死に方がエグすぎる… 『ライチ☆光クラブ』

映画『マッド・ハイジ』ポスタービジュアル (C)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM
映画『マッド・ハイジ』ポスタービジュアル (C)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

 2016年に公開された『ライチ☆光クラブ』は、太田出版「マンガ・エロティクス・エフ」」に掲載された古屋兎丸先生による同題マンガを原作とする、少年たちの愛憎や裏切り、狂気を描いた作品です。

「光クラブ」を独裁的に支配する「ゼラ(演:古川雄輝)」は、強いカリスマ性と天才的頭脳を持つ反面、裏切りを恐れる精神的な弱さも秘めており、その弱さがやがて悲惨な結末を招いてしまいます。原作において、ある者は上からプレスされてぺしゃんこに、またある者は携帯電話の「逆パカ」のように身体を真っ二つに折られ、最終的にゼラ自身も惨たらしい最期を迎えました。

 多少の変更こそあれど、映画本編ではそのような残虐描写の数々が見事に再現されており、鑑賞区分も「R15+」指定となっています。同作を観た人からは「人間が木っ端微塵になってマジでグロい」「目玉を自己摘出するシーンは観てるのしんどかった」「ここまでやってくれるとはさすがR15」といった声が上がっていました。『ライチ☆光クラブ』を監督した内藤瑛亮さんは、後に『ミスミソウ』(2018年公開、原作:押切蓮介)も実写映画化し、こちらもR15指定の衝撃作として大きな話題を呼んでいます。

●教えておじいさん、復讐の仕方を…! 18禁映画『マッド・ハイジ』

 これまで挙げてきた作品とは作品とは少し毛色が違うものの、2023年に公開された『マッド・ハイジ』も色々な意味でショッキングな実写映画でした。

 近年、著作権切れのディズニー作品が続々とホラー映画化を果たしているなか、『マッド・ハイジ』もまたパブリックドメインとなった、スイスのヨハンナ・シュピリによる原作小説『アルプスの少女ハイジ』を大胆にアレンジした作品です。

 一体どのようなアレンジが加えられたかというと、まず主人公の「ハイジ」はすっかり大人の女性へと成長し、「ペーター」とは恋人関係にありました。しかしそのペーターは、独裁政権によって禁止されているチーズを売っていたことで無惨に殺され、ハイジは復讐の鬼と化して、邪悪な独裁者にしてチーズ会社社長でもある「マイリ」を血祭りにあげるべく暴れまくります。

 血まみれで戦うハイジの姿は衝撃的で、「おんじ」と「クララ」もイメージとかけ離れた姿で登場、「ロッテンマイヤー先生」は「ロットワイラー」と名前を変えて悪役の収容所所長となっており、物語の内容もエログロ満載でした。お馴染みの「チーズ」までも人体破壊に使われ、レーティングはまさかの「R18+」指定に区分されています。

 日本で『アルプスの少女ハイジ』といえば、高畑勲さんと宮崎駿さんによる1974年のTVアニメを思い浮かべる人が大半でしょう。『マッド・ハイジ』の監督を務めたサンドロ・クロプシュタインさんとヨハネス・ハートマンさんは、原作小説よりも先にその日本アニメ版を観ていたファンだそうで、アニメでおなじみのシーンの数々が『マッド・ハイジ』においても再現されているなど、リスペクトが随所に感じられます。アニメ版の好奇心旺盛で天真爛漫なハイジが大人になったら、というイメージもベースにあったそうです。

 吹き替え版もハイジ役が内田真礼さん、クララ役が久保ユリカさんと豪華なので、気になる方は、最強少女ハイジの命運を見届けてみてはいかがでしょうか。

(ハララ書房)

【画像】え…っ? 「激グロ」「こんなメジャーキャストで?」 これが当然「R指定」になった衝撃のマンガ実写版映画です(8枚)

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