「生きてて安心」「重要機密知り過ぎ」 『ワンピ』再登場に期待のボスキャラは?
マンガ『ONE PIECE』には、数々の人気キャラクターがおり、また、かつての敵キャラが再登場するケースも少なくありません。これまでに多くの「ボスキャラ」が登場してきたなかで、重要な伏線に関わっていて再登場が期待されるキャラを振り返ります。
まだまだ活躍してほしい! 再登場が期待されるボスキャラたち
マンガ『ONE PIECE』には、数々の人気キャラクターがおり、一度物語から退場しても復活するケースは多く、ファンから再登場を期待される人物も少なくありません。なかでも各編でルフィたちの前に立ちはだかった、「ボスキャラ」の再登場を願う声が多いようです。この記事では、重要な謎にもかかわっており、再登場を期待したいボスキャラについて振り返ります。
「空島編」のボスキャラとして登場した「エネル」は、空島にあるスカイピアという国を支配していました。彼は雷を操る「ゴロゴロの実」の能力者で、ルフィに敗北したあとは自身の作った空飛ぶ方舟「マクシム」に乗って、月へと旅立ってしまいます。エネルの月での冒険は、扉絵連載「エネルのスペース大作戦」シリーズで詳しく描かれました。
同シリーズ内で月に上陸したエネルは、月の都市「ビルカ」と月に住む人びとの歴史が描かれた壁画を発見します。壁画には、ビルカの人びとは資源不足のために「青色の星」へ飛んだ様子が描かれており、かつて月に住んでいた人びとが地球に移住した歴史があると見て取れました。
『ONE PIECE』の世界の歴史上には、「空白の100年」という謎に包まれた期間が存在します。作中では、900年前に実在していた高い文明を持つ国と現在の世界政府である20の国々との戦いがあり、世界政府は勝利後にすべての記録を歴史から消し去ってしまった、ということが明かされてきました。
エネルの故郷である空島の都市には、月の都市と同じく「ビルカ」という名前がついており、また、空島の黄金都市シャンドラは「歴史の本文(ポーネグリフ)」を守るために戦い、滅んだ歴史を持っています。これらの事実からファンのあいだでは、「空白の100年」を経て歴史から消されてしまった王国と、青色の星へ飛んだといわれるビルカの人々とのあいだになんらかの関わりがあるのではないか、という考察も出てきました。
そのようなエネルは、重要な情報とともに再登場するのではないか、と期待の声が多く、最終章でもかなりの注目を集めているようです。
そのほか、「ゲッコー・モリア」は「スリラーバーク編」でボスキャラとして登場した人物です。登場時には王下七武海の一員であり、「カゲカゲの実」の能力で大量のゾンビ兵を造り出し、麦わらの一味を苦戦させましたが、最終的には敗北してしまいます。
その後、モリアは「頂上戦争」に参加し、戦争終結後に同じ七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴに「七武海には実力不足」という理由で殺されそうになったところを、どうにか生存しました。そして、第925話では、モリアがゾンビ軍団を引き連れ、部下である「アブサロム」を助けるために黒ひげ海賊団のアジトである海賊島「ハチノス」に乗り込んだ様子が描かれます。
そこからモリアがどうなったのかは明かされていないものの、第1080話では、ハチノスに投獄されていたコビーの目の前に現れたペローナが、コビーを助ける代わりに(自分とともに)モリアを助けるように提案していました。アブサロムは殺されて「スケスケの実」の能力を奪われていましたが、モリアは何らかの理由で生かされ監禁されているようです。
「今後の展開次第では、モリアとペローナがコビーの味方になるかも」「カイドウの戦争との詳細も知りたい」「ドフラミンゴにモリアを殺すよう指令したのってイム様かな。わざわざ殺害命令出したの何故なんだろう」など、モリアの再登場や、謎が明かされることを期待するファンも多いようです。悪役ながらちゃんと部下への愛情があるモリアは、今後どのような活躍をするのでしょうか。