1話が「想像の斜め上」 序盤から衝撃展開で視聴者を困惑させたアニメ
硬派なイメージから一転ギャグ展開に
●『勇気爆発バーンブレイバーン』
『がっこうぐらし!』とは違った方向で視聴者を驚かせたのが、アニメオリジナル作品『勇気爆発バーンブレイバーン』です。
本作は、ふたりの主人公である「イサミ・アオ」と「ルイス・スミス」を中心に、人間と、地球を侵略する謎の生命体「デスドライヴズ」との戦いを描いています。1話が放送される前の第1弾PVは硬派なロボットアニメを彷彿とさせるものでした。しかし、1話では「硬派なロボットアニメ」とはかけ離れた内容が放送され、視聴者に衝撃を与えます。
人型兵器「ティタノストライド」を用いて合同軍事演習をしていたイサミとルイスのもとに、演習の途中で突如デスドライヴズが飛来しました。圧倒的な実力差に追い込まれてピンチに陥ったイサミ、そこへ人語を話す謎のロボット「ブレイバーン」が現れ、イサミを救出します。そして、ブレイバーンはイサミへ自身に搭乗するよう要求し、搭乗したイサミはデスドライヴズを撃退するのです。
ここまでの流れを聞くと通常のロボットアニメのように思えますが、ブレイバーンの濃いキャラがその考えを覆します。ブレイバーンは1話からイサミへグイグイ迫って圧が強く、話をまるで聞きません。しかも途中で流れる劇中歌は、作中でも実際にブレイバーンから流れていたようで、イサミが「さっきからなんなんだこの歌は!」と叫びます。
このギャグ展開には放送前のイメージが覆され、視聴者から「前半のノリと違いすぎて吹く」「何を見せられてるんだ」といった声があがりました。
放送前の情報のみで「下等モンスターは弱い」「かわいい絵柄は日常系」と決めつけていると、思わぬギャップから衝撃を受けることがあります。1話から予想を裏切る展開は作品の味となり、「次はどんな展開を迎えるのか」と視聴者をワクワクさせてくれるのが魅力といえるのではないでしょうか。
(LUIS FIELD)