「どうぶつの森」なぜ20年近く愛される? 最新作に「早く癒されたい」の声多数
2020年3月に発売が予定されている、ニンテンドーSwitch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』が、ファンの注目を大きく集めています。普段ゲームをプレイしない層からも支持されている同作ですが、20年近く愛され続ける「どうぶつの森」シリーズの魅力はどこにあるのでしょうか。
「ゴール」も「争い」もないゲーム
2020年3月20日(金)に発売が予定されているシリーズ最新作、ニンテンドーSwitch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』に注目が集まっています。2月8日(土)には本体ソフトの予約や「あらかじめダウンロード」が始まっており、関連グッズの情報も次々と発信されています。
2001年4月にNITENDO64向けに発売された「どうぶつの森」シリーズは、20年近くの時を経てもなお、ファンを魅了し続けています。
「個性的などうぶつたちが暮らす村で、アイテムを集めたり季節行事への参加など、気ままな生活を送りながらプレイヤーどうしのコミュニケーションを図っていく」
これは、初代「どうぶつの森」に掲げられていたコンセプトです。のちのシリーズ作が次々と登場しても、テーマの根幹や基本的な遊び方は変わりません。
「どうぶつの森」のプレイヤーは現実世界と同じ時間が流れる村で、どうぶつ(住人)たちとスローライフを送ります。明確なゴールが定まっていないゲームでもあります。
1回のプレイ時間もプレイヤーに委ねられており、ゲーム上で何をするかは全てプレイヤー次第。プレイすればするだけ自分なりの目的が見つかっていき、村自体に愛着が湧いていくのが、「どうぶつの森」の魅力のひとつといえるでしょう。
また、誰かと競い合うことを目的としていないことから、「どうぶつの森」シリーズはプレイヤーも選びません。特に、10代から大人世代までの女性からも根強い支持を集め、2017年にスマホ向けにリリースされた『どうぶつの森 ポケットキャンプ』のプレイユーザーは女性が65%を占めるという調査結果も(Gzブレイン「スマホゲームユーザー分析2018」)。
最新作の発売を待ち望むファンの声も多く、SNSでは「早くどうぶつの森に癒されたい」といった内容の発言も見られます。
高まる期待の背景には、まさに「どうぶつの森」シリーズのテーマとして謳われている「気ままな暮らし」があります。一般に、ゲームをプレイする際は興奮や感動、達成感などを楽しみとするものですが、「どうぶつの森」はまさにその逆、”癒し”を感じられる作品として人気を集めています。
職場や学校など現実社会における人間関係に疲れた時、「どうぶつの森」の世界は”癒し”をくれる場所となるでしょう。最新作『あつまれ どうぶつの森』は、自然あふれる無人島が舞台。通信機能を使って、他のプレイヤーの島にお出かけできる機能も盛り込まれ、気ままな無人島暮らしを楽しむことができる内容です。
(マグミクス編集部)
●『あつまれ どうぶつの森』CM