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なぜ「ウォーターセブン」は海に沈むのか? 『ワンピ』空白の100年に隠された秘密

なぜウォーターセブンは海に沈んでしまうのでしょうか。『ONE PIECE(ワンピース)』の海面上昇や地盤沈下の謎に迫ります。

海面が上がって世界が大混乱

水の都ウィーターセブンでは新たな出会いが! 画像は「ONE PIECE ウォーター・セブン編 piece.4」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)
水の都ウィーターセブンでは新たな出会いが! 画像は「ONE PIECE ウォーター・セブン編 piece.4」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

※この記事には『ONE PIECE(ワンピース)』107巻以降の内容を含みます。

 広大な海原に大小さまざまな島々が点在している『ONE PIECE』のなかで、海面の上昇、あるいは大地の沈降が大きな問題となっています。

 作中ではじめて明確に海水面の上昇、あるいは島の地盤沈下の問題が明かされたのは、海上都市「ウォーターセブン」です。島の地盤が沈下しており「数十年後には今ある町もどんどん住めなくなる」との説明がありました。連載当時、この問題は局所的なものだと考えられていたのですが、天才科学者「ベガパンク」が真実を公にしたことで、あらゆる島々が同じ問題を抱えていることが判明しました。

 いったい、いつから世界は沈もうとしているのでしょうか?

●原因は大量破壊兵器?

 急激な地盤沈下、あるいは海面上昇の原因のひとつとして考えられるのは、世界政府を裏で支配する「イム様」が五老星に使用を命じた大量破壊兵器「マザーフレイム」です。その力を行使した結果、ルルシア王国があった場所には底が見えないほど深く巨大な大穴が空き、海水が流れ落ちていました。その6日後に大きな地震が島々を襲い、世界の海面が1mも上昇したのです。兵器の使用と何らかの関係があるのは、まず間違いないでしょう。

 しかし、この出来事には腑に落ちない点が多く残されています。

 まずは大穴です。本来なら穴に海水が満たされた時点で水面は海面と同じ高さになるはずです。しかし大穴が海水で満たされることはなく、まるで滝のようにとめどなく流れ落ちています。いったい穴に落ちた海水はどこへ行くのでしょうか。もし落下した海水が地下へ流れ込みどこかに溜まっているのなら、地表の海水は減っていき、海面は高くなるどころか低くなると考えるのが自然です。

 また司法の島「エニエス・ロビー」もルルシア王国跡地と同じような地形で、島の周囲が切り立った崖になっており、海水が流れ落ちていました。おそらく過去に同様の兵器が使用されたのでしょう。

【画像】えっ、こんな形だったっけ? これが海底に沈んでしまったメリー号です(4枚)

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