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『ワンピ』結局何? 離脱組ビックリの「新事実、仮説」もある「悪魔の実の正体」とは

自然界に存在するだけと思われていたが

重要な悪魔の実の力を持つ「Portrait.Of.Pirates ワンピース“Sailing Again” モモの助」(メガハウス) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
重要な悪魔の実の力を持つ「Portrait.Of.Pirates ワンピース“Sailing Again” モモの助」(メガハウス) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

●「人造悪魔の実」の存在

 物語の前半では悪魔の実は自然界に存在するものとされていましたが、「パンクハザード編」以降の展開で人工的にも作れることが判明しました。天才科学者Dr.ベガパンクやシーザー・クラウンが、それぞれ異なる手段で実現させています。

 ベガパンクは世界政府の科学部門に所属し、数々の革新的な発明を行ってきました。彼は「人造悪魔の実」を開発し、元四皇カイドウの持つ「ウオウオの実 幻獣種 モデル『青龍』」を再現し、色は違えど「ワノ国編」で登場するモモの助に同じ能力を宿すことに成功しています。

 また、クローン兵器である「パシフィスタ」や「セラフィム」には、「グリーンブラッド」という血統因子を用いた技術で、人工的に悪魔の能力を持たせていました。

 一方、ベガパンクの元部下であるシーザー・クラウンは、独自に「SMILE」と呼ばれる「人造悪魔の実」を開発しました。しかし、SMILEの製造はギャンブル的要素が強く、成功すれば「動物系(ゾオン)」の能力が体の一部に得られますが、失敗すれば笑うことしかできなくなるという副作用を持つ果実となってしまいます。

 そんなSMILEは、カイドウの率いる「百獣海賊団」の名前通り動物系の軍団を組織するために裏世界で取引されていたのです。

 そして、シーザーよりも悪魔の実の研究ではるか先を行き、悪魔の実の伝達条件を解明して「無生物に悪魔の実を食べさせる方法」や「『ピカピカの実』(大将の黄猿の能力)の力の再現」を実現させていたベガパンクは、最終章の「エッグヘッド編」にて、衝撃の「仮説」を口にしました。

「人の望みは消えることはなく、万物は望まれてこの世に生まれてくる」というベガパンクは「悪魔の実」を例に出し、「悪魔の実とは 誰かが望んだ『人の進化』の『可能性』」「こんな姿になれたらいいな こうなったらいいなという『未来の願望』が能力として現れた物」と語るのです。また、悪魔の実の能力者が泳げなくなる理由についても、「人の進化の『不自然さ』によって自然の母『海』に嫌われる」からと語られました。

 それ以上の仮説の詳細は語られていませんが、ベガパンクもその存在を知っていた「太陽神ニカ」こそが悪魔の実の原初であり、生みの親なのではないかという説もあります。ゴムゴムの実の真実が明かされた1044話のタイトル「解放の戦士」の通り、ニカが人類の未来のため「何者か」に抗うために望んだ「不自然な進化」の結果が、悪魔の実なのかもしれません。

 最新1114話の最後でベガパンクは太陽神ニカのように身体を伸縮させて戦ったという、「初めて海賊と呼ばれた男」こと「ジョイボーイ」について語り始めました。このなかで、悪魔の実が生まれた理由についての話もあるかもしれません。

(LUIS FIELD)

【画像】え…っ? 黒ひげが狙ったけど意味なさそう? これが「本人のおかげ」で強い悪魔の実と美女です(3枚)

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