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4話でハマれ『ガンダムZZ』 こちらがエモすぎる美(少)女成分高めなエピソードです

「宇宙世紀」を語るうえで外せない『機動戦士ガンダムZZ』も、いまから履修となると全47話はちょっと長い……という人のために、その魅力のひとつである美(少)女成分を堪能できる4エピソードをピックアップしました。

『ZZ』美(少)女を堪能するならこの4話!

お風呂シーンの多さも印象的。「エクセレントモデルRAHDX G.A.NEO エルピー・プル」(メガハウス) (C)創通・サンライズ
お風呂シーンの多さも印象的。「エクセレントモデルRAHDX G.A.NEO エルピー・プル」(メガハウス) (C)創通・サンライズ

「タイパ(タイムパフォーマンス=時間対効果)」という言葉が広く使われだして数年が経ち、さまざまなジャンルで「タイパ重視」のコンテンツが見られる昨今となりました。この状況では、長期シリーズのアニメが受け入れられないというのも仕方のないことかもしれません。

 しかしそれでも「時間がかかるから」と、長期シリーズや過去の名作をバッサリと切り捨てるのはもったいないことです。たとえば、ロボットアニメを語る上での必修科目といっても過言ではない「ガンダム」シリーズだと、ダイジェスト的な劇場版で履修しやすい『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』はまだしも、それに続く全47話の『機動戦士ガンダムZZ』となると、なかなか手を出しづらいかもしれませんが、おさえておきたい作品でしょう。というわけで以下、その魅力を手っ取り早く知るための必見のエピソードを挙げていきます。

 ただ『ZZ』の魅力は多岐にわたり、主人公である「ジュドー・アーシタ」の成長物語として観てもいいでしょうし、ややインフレ気味なモビルスーツ(モビルアーマー)を追うのが好きという人もいるかもしれません。そうしたなか、「魅力的な女性キャラクターが多数登場する『ZZ』独自のよさを理解する」というコンセプトで、4つのエピソードをピックアップしました。「ニュータイプという超能力を持った人がいる世界で、主人公たちいい奴と宇宙や地球の悪い奴がロボットに乗って戦っている」くらいの認識でも、その魅力の一端に触れられるはずです。

●第25話「ロンメルの顔」

『ZZ』のヒロインを語るうえで、敵方であるネオ・ジオン軍で養成されたもののジュドーを気に入って仲間入りした、強化人間少女の「エルピー・プル」は外せません。放送当時から彼女の人気はすさまじく、2018年にNHKが制作した投票企画番組「発表!全ガンダム大投票」のキャラクター部門でも、『ZZ』の女性キャラクターではハマーン・カーンに次ぐ得票を集め、29位となりました。

 そのような彼女の大きな魅力である天真爛漫さが感じられるのが第25話です。水が貴重な砂漠で、周囲の目を盗んでビニールプールのようなもので入浴し、みんなに「出てこい」と怒られても「毎日お風呂に入らなきゃ気持ち悪いじゃない」と、悪びれることもない様子を見せました。ちなみに次の話でも、残り少ない水を一気に浴びるなどまるで反省していませんが、彼女の底抜けの明るさを感じられて微笑ましくなるでしょう。

●第36話「重力下のプルツー」

プルに比べ表情は険しめ。「GGG 機動戦士ガンダムZZ プルツー ノーマルスーツVer.」(メガハウス) (C)創通・サンライズ
プルに比べ表情は険しめ。「GGG 機動戦士ガンダムZZ プルツー ノーマルスーツVer.」(メガハウス) (C)創通・サンライズ

 そのようなプルが退場(といってもその後も度々「思念体」として登場しますが)するのが、ダブリンにコロニーが落とされたのちの戦いを描く第36話です。この話でエルピー・プルは、ネオ・ジオン軍の「グレミー・トト」がコールドスリープから目覚めさせた強化人間で、言わばプルの姉妹のような存在の「プルツー」と戦います。

 先の戦いで重傷を負いアーガマで療養中であったプルは、「サイコガンダムMk-II」に乗ったプルツーの強襲を察知して立ち上がり、「キュベレイMk-II」で迎撃に出ました。そしてボロボロになりながらも、敵パイロットの正体を察しつつ「私よ、死ねー!」と叫びながら反撃してジュドーを守り、命を落としてしまうのでした。

 プルの顛末だけでなく、第25話と合わせて、前半はコメディチックで後半は「ガンダム」らしくシリアスという、『ZZ』全体の作風というものも存分に味わえるのはないでしょうか。

【画像】「やっぱ美人さんやね」プルが大人になったらこんな感じです※一応ネタバレ注意

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