【漫画】ゴミ捨て場で出会った彼に恋する少女 まさかの結末に「2度読みたくなる」
ゴミ捨て場で出会った大学生の太一くんにヒトメボレをしてしまった、主人公の女の子。思いを伝えようとするものの、たびたび邪魔が入ってしまい……。隠れみのさんによる創作マンガ『恋と盲目』がTwitterで話題です。
「好きって伝えたい」女の子の思いは成就する?
ゴミ捨て場で出会った大学生の太一くんにヒトメボレをしてしまった、主人公の女の子。彼に告白するため、機会を伺います。ですが、たびたび邪魔が入ってしまい……。
隠れみのさん(@Mino_llm)がTwitterに公開した創作マンガ『恋と盲目』に、読者からは「最後まで読んで、2度読みたくなった」「名作!」などの声があがっています。
作品について、作者の隠れみのさんにお話を聞きました。
ーーたくさんの創作マンガを描かれているなかで、『恋と盲目』のエピソードが生まれたきっかけはありましたか?
元々は小説やドラマでも自身が好んでいる「叙述トリック」を組み込んだ短編を描いてみたいな、というマンガのシステムで色々試してみたいという実験的な気持ちがきっかけでした。そこからそのトリックが生かしやすい、日常から飛躍しすぎないエピソードやモチーフ(恋愛、カラス、学校など)を拾い集めて肉付けして……そんなふうにこの作品の元となる部分はだいたいでき上がった感じです。
ーー女の子、太一くんのキャラクター作りで工夫された点があれば教えて下さい。
キャラクター作りで気をつけた部分は女の子だと「この子はとてもかわいいい子だな」と読み手さんに最初から最後まで感じてもらえるよう、ひたすらころころと変化する表情に気を使いました。後は……言動で強気な部分と弱気な部分の揺れをしっかり作り、人間味を持たせたりもしました。
太一くんはとにかく「主人公の女の子が惚れてしまうのもなんとなく納得するかも」と読みながらある程度腑に落ちるよう、何気ない友人とのやりとりや笑顔の描写で読み手さんを説得できるように工夫しました。
どちらも共通して、表情に親近感や愛しさを感じられるよう作画中は意識しました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
特に印象に残った感想はやはり「2回読み直しました!」「面白かった!」がストレートにうれしかったです。もちろん仕掛けというかシステム的に2回読んだほうが「なるほど!」と納得しやすい作品だったというのもあるのですが、自分の作品にそういう風に『読むための時間』を与えてくださる方がいたというのはとても感慨深かったです。
「面白かった!」という感想は言わずもがなですが、個人的にマンガへの最大の賛辞だと思っているので「ありがたい!」というひと言に尽きます。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今後もいつも通り、実験的な短編マンガやイラストを個人のペースで制作、発表していきたいです。また関西コミティアや東京のコミティア等参加予定イベントもあるので、そこで販売する作品の一部もまた今回の作品のようにSNSで公開していきたいです。
(マグミクス編集部)