「ここからどうなる?」 後半の展開で盛り上がる2024春アニメ
2024年春アニメの放送から早くも2か月が経ち、多くの作品が折り返し地点を迎えました。数々の人気作のなかで、特に後半の盛り上がりに期待の声が高まる作品のこれまでの展開を振り返ります。
物語中盤で心をえぐる展開に
6月になり2024年の春クールのアニメも、多くの作品が中盤を過ぎました。さまざまな作品のなかで、今回は後半の展開に評判が集まっている作品を振り返ります。
※この記事には『響け!ユーフォニアム3』『怪獣8号』『WIND BREAKER』の最新話までの内容を含みます。
●『響け!ユーフォニアム3』
吹奏楽に青春をささげる高校生たちを描いた『響け!ユーフォニアム3』は、折り返し地点で心がえぐられる展開を迎え、今後どうなるのか期待の声があがっています。
「ユーフォニアム」シリーズは武田綾乃先生による小説が原作で、「北宇治高校吹奏楽部」に入部した主人公「黄前久美子」(CV:黒沢ともよ)が、吹奏楽コンクールで全国大会金賞を目指す物語です。3期にあたる本作は久美子が3年生へ進級し、金賞を目指す最後の1年を描いています。
前半では新しく入部した1年生が3年生の「高坂麗奈」(CV:安済知佳)からのスパルタ指導に思い悩むなか、部長になった久美子が相談にのって解決していく姿が描かれました。その後は1年生たちも上達し、穏やかな時間を迎えると思いきや、コンクールへ向けてオーディションが開催されることになり、不穏な空気がただよいはじめます。
そして、第8話ではオーディションによってコンクールのユーフォニアムのソリストに、久美子ではなく強豪校から転校してきた3年生「黒江真由」(CV:戸松遥)が選ばれる波乱の展開になりました。この展開を受けて「ふたりの実力は互角だったから黒江のソロは予想してたけど…やっぱショック」「覚悟はしてたけど、これから部長としての久美子の真価が問われると思う」と、後半へ期待の声が出ています。
『響け!ユーフォニアム3』は、NHK Eテレにて毎週日曜17時から放送中です。
●『怪獣8号』
『怪獣8号』は、「少年ジャンプ+」で連載中の同名マンガが原作です。ストーリーの中盤から謎の人型をした怪獣が現れ、後半に期待が高まっています。
主人公の「日比野カフカ」(CV:福西勝也)は、才能がなく怪獣から街を守る防衛隊の夢を諦めていました。しかし、職場の後輩「市川レノ」(CV:加藤渉)に触発されて、もう一度防衛隊を目指そうと決意します。しかし、あるときカフカの前に謎の生物が現れて彼の体内に侵入し、気付くとカフカは討伐される側の怪獣の姿をしていたのです。
序盤はカフカが「怪獣8号」と呼ばれる怪獣になった経緯や、正体を隠しながら防衛隊の試験を受ける物語が描かれます。その後の第7話ではカフカと同じ人型をした謎の怪獣「怪獣9号」(CV:吉野裕行)が現れ、カフカと衝突しました。そして、渾身の一撃で怪獣9号を撃退したものの、防衛隊の「保科宗四郎」(CV:河西健吾)が怪獣8号姿のカフカの前に現れ、討伐しようとして来ます。
これらの急展開によって「一気に面白くなった。今後の展開に期待」「カフカと保科の戦いにかけての盛り上がりが上手くて、次回に期待が高まる」と、続きが気になるファンが続出しているようです。
アニメ『怪獣8号』はテレビ東京系列ほかにて、毎週土曜日23時から放送中です。