【望月英の「今から始める!」洋ゲーガイド(5)】FPSから細分化、「バトロワゲーム」をプレイしよう
いま世界中で多くのプレイヤーが熱狂しているシューターゲームのひとつが、「バトルロイヤルゲーム」です。FPSから細分化し独立していったこのジャンルの人気ぶりはどれほどなのか? 洋ゲーに詳しい声優、望月英さんが初心者に向けて分かりやすく解説する、連載第5回です。
『PUBG』がもたらした、全世界規模の熱狂

今回もお読みいただきありがとうございます!望月英でございます。寒い日が続きますねぇ…皆さまお風邪などめされてませんでしょうか? こんな寒い冬は暖かい部屋でゲームをする「ゲーム日和」と思いましょう!
……夏は暑いから涼しい部屋で、って書く未来はすでに見えていますね(笑)
さて、前回までの「洋ゲーガイド」では、FPSオンラインゲームの上達方法をお伝えしてまいりました。皆さまもそろそろ、各々の上達方法を確立してきたと踏まえて、今回はその先、「シューターゲーム」の中でさらに細分化されたジャンルのひとつである「バトルロイヤルゲーム」についてお話させていただきたいと思います!
ひとつのゲームジャンルのなかでさまざまな「オリジナル要素」を確立していくうちに細分化され、新たなジャンルが生まれていく……今回ご紹介する「バトルロイヤルゲーム」もそのひとつです。
同一のマップに規定の人数が降下し、ランダムに配置されている武器やアイテムを拾い、時間経過と共に縮小していくプレイゾーンのなかで最後の1人(チーム戦の場合は1チーム)になるまで戦い抜く……といった感じが「バトルロイヤルゲーム」のベースコンセプトです。日本の映画『バトルロワイヤル』が根幹となっているので、日本では「バトロワ系ゲーム」と呼ばれることも多いですね。
「バトルロイヤルゲーム」ブームの走りとなったのは、なんといっても2017年リリースの『PLAYER UNKNOWN’S BATTLE GROUNDS』(Bluehole)、通称『PUBG』です!
同作以前にも別ゲームのmod(既存のゲームを有志が改造し、元ゲームのベースを維持しながら新しい要素を加えるデータ)などで需要はありましたが、『PUBG』は世界同時接続人数300万人を突破、同時接続プレイヤー数100万人以上を365日、つまり1年もの間維持し続けるなど、「バトルロイヤルゲーム」ゲームが流行ったということを数字で示した金字塔といえるでしょう。
また、『PUBG』のリリース当初、プレイに要求されるPCのスペックが高く、PCを持っていない人が快適にプレイできる環境を整えるとなると20万円ほどの初期投資が必要でしたので、それを考えてもすごい数字だと思います!