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可能性はある? 『ワンピ』に残る「ヒグマは重要キャラ」説の謎 「本当はCP0」

既刊100巻を超える大長編マンガ『ONE PIECE』の記念すべき連載第1話には、山賊の「ヒグマ」が登場しました。このヒグマは「近海の主」に食べられて死んだと思われていましたが、生きている可能性も浮上しています。

かませ犬キャラなのにやたらと印象が強い?

ヒグマが登場する第1話が収録されている『ONE PIECE Eternal Log “EAST BLUE”』Blu-ray(エイベックス・ピクチャーズ)
ヒグマが登場する第1話が収録されている『ONE PIECE Eternal Log “EAST BLUE”』Blu-ray(エイベックス・ピクチャーズ)

 四半世紀以上連載を続けている人気マンガ『ONE PIECE』で、山賊の「ヒグマ」というキャラを覚えている人はどれくらいいるのでしょうか。海王類の「近海の主」に食べられ、死んだと思われていたヒグマですが、生きている可能性も浮上し、ファンの間で長い間話題になっています。

 ヒグマは第1話で、主人公「モンキー・D・ルフィ」が少年時代を過ごした「フーシャ村」にて登場しています。「シャンクス」と争いになったヒグマはルフィを人質に取り、海に蹴り落したのち、近海の主に食べられるシーンが描かれており、死んだと思われていました。しかし、『ONE PIECE』のファンブックである『VIVRE CARD ONE PIECE図鑑』のヒグマの欄には、死んだキャラにつけられる「享年」が書かれていないことが明らかになりました。

 そして、ファンの間では「ヒグマは実は生きている」「再登場の可能性がある」という声も出るようになったのです。生存説が広まってからは、ヒグマについて大喜利のような「ネタ考察」が、たびたび話題に挙がるようになりました。

 ヒグマは煙幕を使って後の四皇「赤髪海賊団」から一時的に逃げ切っていたほか、シャンクスに対して「56人殺したのさ てめェのように生意気な奴をな」と発言しています。そのため、ネット上では「シャンクスのような奴を56人殺すとは、実はかなりの実力者なのでは?」「もはやラスボス説もある」と、一部で彼を持ち上げる遊びも起きていました。

 2022年の映画『ONE PIECE FILM RED』の前日譚として描かれた、アニメの1029話では一瞬映った12年前のシャンクスの手配書の懸賞金額が「10億4000万ベリー(現在は40億4890万ベリー)」であることが分かり、シャンクスがやはり当時から相当な実力者だったことが判明します。さらに、赤髪海賊団には「見聞色の覇気」の使い手である「ヤソップ」がおり、煙幕を使っても見聞色の覇気で居場所がバレてしまうため、普通のキャラであれば逃げ切るのは困難でしょう。

 ネット上では、「10億の懸賞首相手にあれだけ立ち回るとは」「あれだけ気合入ってた赤髪海賊団から、ルフィ抱えて逃走成功したという事実は消えることはない」「赤髪海賊団から煙幕1個で逃げ切る猛者」などと盛り上がるファンもいました。赤髪海賊団の強さが明らかになるたびに、「ヒグマは猛者説」もパワーアップしているようです。

【画像】え…っ?ギリッギリあり得る? これが「ヒグマが関わっていそう」な組織のキャラたちです(5枚)

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