【漫画】昭和少年の憧れ、5段階切替「スーパーカー自転車」 カッコつけて爆走した結果…「エモすぎ!」
スーパーカー自転車を友人に自慢するジュン。それはギアチェンジができ、普通の自転車よりも速い、昭和時代の少年が憧れていた自転車でした。得意げな様子のジュンは、友人たちに自転車で商店まで買い出しにいってあげると言い出して……? 作者の仲曽良ハミさんにお話を聞きました。
憧れのスーパーカー自転車で爆走し、アクシデントが発生!?

購入した「スーパーカー自転車(ジュニアスポーツ車)」を友人に自慢する、小学生のジュン。スーパーカー自転車といえば、昭和時代では、少年たちの憧れでした。この自転車は5段階もギアチェンジができ、普通の自転車よりも速いスピードを誇っていました。
ジュンは「マシンの性能が見たい」という理由から、5分で買い物をしてくることを提案されます。ところが、目的地の商店は車でも5分以上かかる場所にあって……。
仲曽良ハミさん(@nakasorahami)によるエッセイマンガ『昭和はさ子供用の自転車がすごかったんだぜ』がX(旧:Twitter)上で公開されました。読者からは「チャリより友情か、素晴らしい!」「自転車懐かしい! 友達が持っていてうらやましかった!」「昭和の自転車、エモすぎ!」などの声があがっています。
仲曽良ハミさんは漫画家として活動しており、「アニメ化してほしいマンガランキング2024」で見事第1位に輝いた、昭和後期から平成初期のノスタルジーあふれる思い出マンガの最新作『しなのんちのいくる』第4巻(KADOKAWA)が発売中です。
作者の仲曽良ハミさんにお話を聞きました。
ーー今作『昭和はさ子供用の自転車がすごかったんだぜ』を描いた理由や、生まれたきっかけを教えて下さい。
この自転車は、当時欲しかったけれど買ってもらえなかった自転車でした。友達が乗っているのがうらやましくて、とても記憶に残っていたので今回マンガにしました。

ーー今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどがあれば教えて下さい。
実は、この作品は少し前の作品でコミックスの1巻に収録しています。お気に入りのシーンはやはり、ジュンが用水路にダイブするシーンでしょうか。
このお話はほぼ実話ベースでして、もちろんジュンも実在しますから、描くときは彼に了解をいただいて忠実に再現しました。彼とはいまでもよく会って当時の話をしたりしています。
ーー平成や令和の自転車と比べて、昭和のスーパーカー自転車の乗り心地や、当時の人気はどうだったのでしょうか? また、当時の印象に残っているエピソードなどがあれば教えて下さい。
僕は友達のを借りて乗せてもらっただけでしたが、乗り心地としては……正直乗りにくいです(笑)。サドルも高いし、ハンドルの位置も低くて前傾姿勢になりますから……子供が乗るには決して乗りやすいとはいえませんでしたね。でもでも、それがカッコ良さでもありましたし、何より自分で操縦している喜びがありました。
父の車(マニュアル車)に乗せてもらったとき、ギアを変える様子をいつも見ていましたので、アレを自転車でやっている感じです。当時の子は無駄にガチガチッとギアチェンジをしながら、カッコつけて走っていましたよ。
●仲曽良ハミさん 過去のインタビュー
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(マグミクス編集部)