【漫画】大人女性、「おばちゃん」と呼ばれるのは嫌? 気になる派の心理に「深い!」
自分のことを「おばちゃん」と呼ばれたら、どう思いますか? 気になる人と気にならない人がいるのはなぜ? そもそも「おばちゃん」の意味や価値観は……? 興味深いテーマを掘り下げたエッセイマンガが反響を集めています。作者である漫画家のらっさむさんにお話を聞きました。
子育て中女性による「おばさん呼び」の考察が興味深い!
大人女性の皆さんは、自分のことを「おばちゃん」と呼ばれたら、どう思いますか?「ありえない」「女じゃないって言われているみたい」と思う女性がいる一方で、「実際おばさんだし」と、さほど気にしない女性もいます。
子育て中のアラフォー女性で漫画家のらっさむさん(@LASTSAMURAI_11)は後者だと言います。なぜ、「おばちゃん」と呼ばれることに過敏に反応するのか? そもそも「おばちゃん」の意味や価値観は……? 女性にとって興味深いテーマを掘り下げたエッセイマンガ『おばちゃんって呼ぶ人、呼ばない人』がX(旧:Twitter)で話題です。
読者からは「深い」「考えさせられる」「面白い」「子供の頃、友達のお母さんのことを『◯◯ちゃんちのおばちゃん!』って呼んでガチギレされた」「歳関係なくお兄さん、お姉さんって呼んでる」「まだまだおばちゃんにはなりたくない」などの声があがり、投稿には1.1万いいねの反響が集まっています。
作者のらっさむさんに、お話を聞きました。
ーー今回のマンガを描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
40歳オーバーになって、周囲に「おばちゃん呼びが気にならない派」と「おばちゃんなんて呼ばせない派」がすごくはっきりしてきたな、と思ったんですよね。例えば、夫の実家では「おばあちゃん」「おばさん」とは絶対に呼ばせないんですね。でも、一方でまったく気にしてない40代もいる。
それを見ていて、そもそも「おばさん」って言葉そのものの意味がどういう変遷を経てそれぞれの価値観につながっているのかを、私自身が知りたくなったのがきっかけです。自分自身、おばさん呼びについていろいろ考察しながら描きました。
ーー「おばちゃん」と呼ばれることに対する女性の心理を掘り下げていて興味深く読みました。このマンガを描くうえで力を入れたことや気を付けたことなどはありますか?
おばちゃん呼びをする派も、しない派も、どちらがいいとか、変とかそういう描き方をしないように意識しました。また、これまであったマンガや書籍でも「おばちゃん」への考察はあったかと思いますが、「子供のいる女性のおばさん呼び」みたいなものに触れられていない気がしたので、そこのリアルを描きたいなあ、と思っていました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「お姉さんっていうのもわざとらしいし、でもじゃあ、どう呼ぶのがいいんだろう?」という感想は、本当にそうだよなあと思って読ませていただいていました。
年齢を重ねたひとりの大人として、周囲に気を遣わせたいわけではないですし、私は、中年になったことで、昔よりずっと自然体でいられるようになったことを気に入っているんですね。それだけに、呼び名ひとつで、あたふたしたくない。
だけど、一方では「徹頭徹尾、女のつまらない話であった」とか、「BBAがなんか言ってんよ」みたいな反応もあって、おばちゃんって言葉は、やっぱり悪口として使われがちなんだよな、とも思いました。
また、男性が「おじさん」と呼ばれることに対しても、抵抗があったり悪口だと感じたりしているとのコメントもありました。呼び名って使う人の価値観次第で、印象が本当に大きく変わりますよね。
ーーX(旧:Twitter)公開分の続きはkindleで無料で読めます。続きの内容や見どころについて簡単にご紹介いただけますか?
美魔女と呼ばれていた女性が娘と居酒屋へ行って、若い男性たちから「性的対象を品定めする目線」で見られたのが、自分ではなく娘だったという話が出てくるんですよね。ここ、「娘に嫉妬したんだろ」と思う人もいるかもしれませんが、実際にはそうじゃないんです。次の世代に何を残していけるかを考えられる人たちの会話に、多くの反響をいただきました。
ーー電子書籍『わたし、迷子のお母さん ある日突然、母親するのが苦しくなった』が配信中です。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?
ありがとうございます(笑)。子供の個性はそれぞれなのに、子育ては「こうでなきゃ」って思っているお母さんや、仕事との両立に疲れてしまっているお母さんたちに読んでもらいたいマンガです。
会社帰りの電車に乗っていて、本当に心身ともに疲弊してしまっているとき、ふと「ああ、家に帰りたくないな」「このままどこかへ行ってしまいたい」と思ったことってないですか? 私はあるんですが、実際、家に帰れなくなってしまったお母さんが、たどり着いた街で出会った人たちとの交流を描きました。「しんどさの理由」を知るヒントになってもらえたらうれしいです。
ーーSNSやブログなどで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?
私のマンガはいつも、女性たちがもっと自由に、いろいろなことを選択していけることを応援しているのかな、と思っています。今後は女性だけでなく、仕事に悩む人やいろいろな人たちに寄り添えるマンガを描いていきたいです。
(マグミクス編集部)