【漫画】左と右がとっさに分からない「左右盲」の妻 夫が工夫していることに「優しい!」
左と右の区別がとっさには分からなくなる「左右盲」の妻。夫は普段から、妻が分かりやすいよう身振り手振りで左右を教えてくれるのですが、会社でもついその癖が出てしまい……。Instagramで公開されたマンガが、「共感です!」と話題の作者、ちむさんにお話を聞きました。
「左右盲」の妻が困っていることとは?

左右盲の妻とその夫の日常を描いたマンガ「左右盲」が、Instagramで1800以上のいいねを集めて話題となっています。
左右がとっさには分からない「左右盲」の妻。妻が困ったとき、夫はいつも分かりやすいよう大きな身振り手振りで教えてくれます。そのせいか、夫は会社でもその癖が出てしまうことがあって……。読者からは、「私も左右盲です!」「腕時計、おすすめですよ」など、共感の声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターのちむさんです。ちむさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー左右盲で困ったのは、どんなことでしょうか?
自動車教習所に通っていたときは、とっさに左右を判断しなければならないシーンがたくさんあったので、とても困りました。「ここを右折ね」といわれたのに、左折してしまったことも。
また、小学校の視力検査でも困りました。視力検査は、大人になったいまでもドキドキしますね。
ーー左右盲で困ったとき、左右を確認するために何か対策をされていますか?
手をグーパーして「この手は右手だから、逆の手は左手」と確認したり、教習所に通っていたときは、右手の甲に崩した字で「右」と書いていたりしていました。視力検査のときは、自分の順番が来るまで、「こっちが右で、こっちが左」と頭のなかで何回も唱えていましたね。
ーーもし、ちむさんと同じ左右盲で困っている人がいたら、私たちはどのようにサポートすれば良いでしょうか?
指差しをしながら「こっちだよ~」と教えていただけたらうれしいです。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
読者にも同じように左右盲の方がいて、やっている対策や、共感のコメントなどをいただきました。自分だけがしていると思っていたことも「分かります!」と共感していただけたので、「私だけじゃなかったんだ」とうれしかったですね。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
イラスト好きな夫の影響で描き始めました。結婚してからです。なお、作中では夫を美少女キャラで描いています。男性のイラストを描くことが苦手という理由から、思い切って!
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
左右盲は自分のなかでは珍しい特性だと思っていたので、マンガにしたら面白いかな、と思ったからです。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
自分のペースで少しずつクオリティを上げつつ、楽しく描いていけたらなと思っています。
(マグミクス編集部)