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初代『サカつく』発売から24年 「Jリーグ開幕」「ドーハの悲劇」世代必携のゲーム

サッカーで地域が活性化するシミュレーション

プレイステーション3版『サカつく プロサッカークラブをつくろう』(セガゲームス)
プレイステーション3版『サカつく プロサッカークラブをつくろう』(セガゲームス)

 スカウトで見つかる選手の中には往年の名選手をモデルにしたと思われる選手たちも大勢いたのですが、筆者が特にこだわっていたのが、「東京ヴェルディ」の前身チームである「読売サッカークラブ」で天才少年として話題となった菊原志郎選手をモデルとした菊端 悟郎選手です。

 筆者は読売時代の菊原選手を見たことがあるのですが、ドリブルの上手さもさることながら、相手が伸ばした足のほんの少し先をすり抜けていく精緻なパスがとても印象に残る選手でした。早くして引退したのを反映してか超早熟でしたが、リアルで活躍を見た選手は使いたくなるものです。少々無理をしてでもスタメンに入れていたのを覚えています。

 さて、『サカつく』の特色のひとつが、1997年発売の『Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!2』から選手のエディットが可能となったことです。能力だけではなく顔も作れたので、友人たちと集まって、互いに似せた選手を作っては大笑いしていたのを覚えています。また、エディット選手のなかには隠しキャラクターがおり、『キャプテン翼』の主人公である大空翼などさまざまなサッカーマンガの登場人物が、ひそかに作れるようになっていました。もちろん筆者は翼くんをMFに据えて常時主力として使用していました。

 こうして作り上げた選手でチームを編成し練習を重ね、試合に臨んでも、最初はなかなか勝てませんでした。それでも慣れてくると1年目の2ndシーズンには優勝に絡み、2年目あたりからは連戦連勝でタイトルを獲得しまくり、海外の大会でも好成績を収め、5年目くらいからは国内では無敵のチームとなっていたと思います。グラウンドに芝を張り、照明を付け、クラブハウスを獲得し、サポーターを増やしていくと、なぜかホームタウンの人口もうなぎのぼりとなり、大きな経済効果を生み出すことになります。

 サッカーチームを中心として地域が活性化していく。現実にはそう簡単な話ではありませんが、サッカーに関わる多くの人が夢見ていることでしょう。実際に鳥栖のようにサッカーで大きく知名度を上げた地域も存在します。サッカー好きとして、そしてゲーム好きとして、これからもサッカーが人気スポーツとして、『サカつく』が人気サッカーゲームとして日本を元気にしてくれることを願っています。

(ライター 早川清一朗)

【画像】24年経ってもサッカー好きを夢中にさせる『サカつく』シリーズ(7枚)

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