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『ガンダム』最終話でアムロが「僕の好きなフラウ」といった真意は何だったの?

『機動戦士ガンダム』最終話でアムロは、フラウに対して「僕の好きなフラウ」と発言しています。終始フラウに恋愛感情を示さなかったアムロのこのセリフには、どのような真意が込められていたのでしょうか。

アムロの心境を読み解く材料は…?

物語開始当初はまだ15歳の少年少女だったアムロとフラウ。『機動戦士ガンダムI/特別版』DVD(バンダイナムコフィルムワークス)
物語開始当初はまだ15歳の少年少女だったアムロとフラウ。『機動戦士ガンダムI/特別版』DVD(バンダイナムコフィルムワークス)

 TVアニメ『機動戦士ガンダム』の最終話において、主人公の「アムロ・レイ」が「フラウ・ボゥ」に「僕の好きなフラウ」と語りかける場面がありました。フラウは、アムロの「ガールフレンド」という設定だったものの、恋人同士のような間柄にはなっていません。そうしたところでの、アムロのセリフでもあります。どのような意味があったのでしょうか。

 そもそもアムロはフラウに対し、家族や親戚のような感覚で接している節があり、好意はあっても恋愛対象としては見ていません。『機動戦士ガンダム』の全話を通し、「ガンダム」のパイロットとして戦うアムロをフラウが献身的にサポートしたり、時には足を引っ張るアムロにフラウが厳しい言葉をかけたりしていました。

 フラウはアムロに異性として好意を寄せていたようですが、終盤は、ガンダムのパイロットとして活躍するアムロが遠い存在に感じたのか、「ホワイトベース」の一員である「ハヤト・コバヤシ」と接近します。結局、アムロは、フラウに異性として心が動くことはありませんでした。

 にも関わらず、最終話で急に「僕の好きなフラウ」と発言している(正確には、テレパシーのように心へ直接、語りかけている)のは、どのような心境の変化なのでしょうか。アムロ役を務めた声優の古谷徹さんはメディアに対しこのセリフについて、以下のように語っています。

「あれはアムロがフラウの好意に気づいたことを意味していると思います。鈍感で奥手だったアムロが、ようやくフラウに答えることができたのだろうと。それはアムロの成長を表しているし、ああいう言葉を使うことで、フラウに希望を持たせることもできたのでしょう」(一迅社「Febri」2023年1月10日「アムロ・レイの演じかた~古谷徹の演技・人物論~ 第8回(前編)」)

 古谷さんの言葉を踏まえると、アムロは「僕の好きなフラウ」と発言するまでは、フラウの好意に気付いていなかったことになります。いわゆる鈍感系あるいは難聴系主人公のようですが、単に、アムロがまだまだ子供だった、ということでしょう。

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