【コスプレ】『ドラえもん』のび太が「イケメン過ぎ」と話題 「泉から出てきた?」
コスプレイヤーの「宗像達應(むなかた たつおう)」さんがX(旧:Twitter)に投稿した、『ドラえもん』の「のび太」の写真が「イケメン過ぎ」と話題を集めました。彼にコスプレに対するこだわりと制作秘話を聞きました。
甘いマスクののび太くん

コスプレイヤーの「宗像達應(むなかた たつおう)」さんがX(旧:Twitter)に投稿した、『ドラえもん』「のび太」の写真が「イケメン過ぎ」と話題を集めました。眼鏡をかけ黄色いシャツに青の半ズボン、ランドセルを背負う姿はのび太の印象そのものでありつつ、甘いマスクが圧倒的な爽やかさを感じさせます。
宗像さんは、福島県いわき市にあるコスプレ歓迎のオタクに優しい温泉宿「旅館こいと」の跡取りで、コスプレイヤー向けの施策を企画する人物でもあります。そんな彼に、コスプレに対するこだわりと制作秘話を聞きました。
――ご自身がコスプレを始めたきっかけ、「旅館こいと」がコスプレイヤーに向けた施策を展開するようになったきっかけを教えて下さい。
当館は家族経営の旅館でして、役員の全て、社員の半数が家族親戚でございます。僕自身は高校卒業後、地元を離れて東京で生活をしていたのですが、6年ほど前に旅館に戻ってきました。いわゆる「人もいないからそろそろ戻ってきて旅館やりなさい」的なやつです(笑)。
そんななかで、2019年頃に、コスプレを中心にサブカルチャー誘客に取り組み始めました。元々、アニメやゲームが好きだったのはありますが、当時はコスプレのコの字も知りませんでした。地元の友人がコスプレを趣味にしていて、「旅館で撮影していい?」と相談してくれたのが始まりでした。そこからSNSのバズりがきっかけで、コスプレイヤーがたくさん訪れるようになりました。
コスプレ撮影でお越しになるお客様と交流をするなかで、自分もやってみたいと思うようになりました。最初にコスプレをしたのは、2年前くらいですかね。ちなみにのび太はかなり最近のコスプレです(笑)。
――のび太のコスプレをした理由は?
子供の頃から『ドラえもん』の映画が好きだったこと、元々メガネをかけていたので、体格なども含めてやれそうかなと思ったこと、常連のコスプレイヤーさんからランドセルをもらったこと(笑)、ですかね。
――コスプレするにあたって、こだわったことや大変だったことは?
大変なことというのはそこまでありませんが、強いていえば冬はかなり寒いです(笑)。3月に初めてやったのですが、死ぬほど寒かったです。
こだわった点といえば素朴さです。そして素朴でありながらもコスプレならではのかっこよさと綺麗さを出すことですかね。他のコスプレはいわゆるイケメンキャラというか、かっこいいキャラクターばかりをやっていたので、そういうイケメンキャラ感を少し盛り込み、「綺麗なのび太」「泉から出てきたのび太」をイメージしました(わかる人にはわかる)。
――「旅館こいと」は撮影を希望するコスプレイヤーさんを歓迎しています。コスプレ環境や撮影ルールはどういったものなのでしょうか。
当館を中心に市内各地でコスプレ撮影ができる環境を作っております。当館が歓迎をしていて、当館から市内各所にそのような旨を伝えて了承してもらう、また当館を拠点(更衣室)として使用して市内各所(当館で了承をいただき紹介している場所)に出かけるようなスタイルが一般的です。
ルールは、基本的には一般的なマナーやモラルと同様です。神社や公園、海辺や街中など、日常と混ざってコスプレを楽しみますので、道を塞がないなど初歩的な部分から、公序良俗に反するような過激な衣装の制限、無理のない範囲で街との交流(共存)をはかること、そのような感じですね。
(乃木章)