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コンプラや視聴率は大丈夫? 原作を忠実に「再現しちゃった」衝撃アニメ

人気マンガの、エッジが効きすぎて「さすがにアニメ化は難しそう」とファンが心配するシーンでも、いざ放送開始するとしっかり再現されていた……という場合があります。いったい、どんなシーンあったのでしょうか。

著作権を恐れぬ描写も再現

アニメ『ぐらんぶる』キービジュアル (C)井上堅二・吉岡公威・講談社/ぐらんぶる製作委員会
アニメ『ぐらんぶる』キービジュアル (C)井上堅二・吉岡公威・講談社/ぐらんぶる製作委員会

 人気のマンガ、小説がアニメ化される際は、コンプライアンスや著作権の関係で、一部内容を変更されることもあります。一方、視聴者が思わず「よくそのまま再現したな」と思ってしまうような、きわどいシーンや攻めた試みを再現したケースもありました。

●『涼宮ハルヒの憂鬱』同じ話を8週放送(エンドレスエイト)

『涼宮ハルヒの憂鬱』では、破天荒な女子高生「涼宮ハルヒ(CV:平野綾)」が「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団=SOS団」を結成し、団員たちはハルヒの暴走に巻き込まれていきます。その本作の12~19話の全8話は原作小説通り、同じエピソードを「8回繰り返す」構成になっていました。

 夏休みの2週間をループするこの8話は「エンドレスエイト」と呼ばれ、放送当時は約2か月に渡って、ほぼ同じ内容が放送されます。作画のアングルやキャストの演技は毎回変わるものの、話の大筋は同じでループ回数の予告もなかったため、かなりの話題になりました。

 アニメでは8回にまとめられているループですが、主人公の「キョン(CV:杉田智和)」たちは、1万5000回以上もこのループを繰り返しています。キョンはループを抜けるために、鍵となる何かを思い出そうするものの……大変ですが、ぜひ8話連続でご覧ください。

●『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』鉄人28号ほかの飛行シーン

 人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部をアニメ化した『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』25話では、刑務所から脱獄した「ナルシソ・アナスイ(CV:浪川大輔)」と「ウェザー・リポート(CV:梅原裕一郎)」が、敵の「ウンガロ(CV:山崎たくみ)」の「スタンド」能力「自由人の狂想曲(ボヘミアン・ラプソディー)」の攻撃を受けます。その影響で、「鉄人28号」をはじめとした有名キャラクターが登場しました。

 ボヘミアン・ラプソディーは、世界中の物語やマンガのキャラが外に出てきて、対象者の身体と心を分離させる能力です。その結果、「ピノキオ」や「白雪姫」、「7人の小人」なども絵本から抜け出し、空にも鉄人28号や「マジンガーZ」「鉄腕アトム」が飛ぶという、カオスなシーンになりました。

 版権の問題で再現は難しいと思われたこの回のエンドロールには、「手塚プロダクション」「ダイナミック企画」「光プロダクション」のクレジットがあります。しっかりと版権元の許可を取り、原作を再現した制作陣の熱意に、SNSでも驚きの声が上がりました。

●『ぐらんぶる』飲酒シーン

 実写映画化もされたマンガ『ぐらんぶる』伊豆の大学へ進学し、キャンパスライフに胸躍らせる1年生の「北原伊織(CV:内田雄馬)」は、なぜか屈強な男たちのダイビングサークルに入れられてしまいます。しかもほぼ「飲みサー」で、アニメでもその激しい飲酒シーンを再現していました。

 その結果、1年生は全員20歳以上という設定になっています。1話の冒頭でも7行にわたる注意書きが映され、その一部に「本作の登場人物は全て20歳以上の成人です」と書かれているのです。

 つまり、伊織たち1年生は、全員大学受験で「2浪」以上していることになります。しかし「それがどうした!」と言わんばかりの青春を取り戻すような飲みっぷりは、観ていて楽しくなるほどです。1話から男ばかりで飲みまくり、パンツ一丁で2次会に行ったり警察に追われたりするアニメは、この作品だけかもしれません。

 再現される可能性の低いシーンであるほど、実際にアニメ化されているとうれしくなるものです。作品自体の評価も高いアニメばかりですので、未見の方はぜひこの機会にご覧ください。

(新美友那)

【画像】え…っ?これを地上波で? こちらが衝撃シーンを再現したアニメです(7枚)

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