『鬼滅の刃』もし、炭治郎が柱になったら? 「水柱」「日柱」…それ以外の可能性も
TVアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編も、最終回(2024年6月30日放送)を残すばかりです。主人公である「竈門炭治郎」は、体力や戦闘能力、経験値で他の一般隊士たちとの差は歴然で、同期のなかでも「一番、柱に近い」存在であることは間違いありません。もし、炭治郎が柱になったら「何柱」を名乗ることになるでしょう?
すべてのカギを握るのは「ヒノカミ神楽」

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記述があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。
好評放送中のTVアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編では、第7話の最後に「鬼殺隊」の頭目である「産屋敷耀哉」と、「鬼の始祖」である「鬼舞辻無惨」が邂逅し、最終回(2024年6月30日放送)が待ちきれないという方も多いことでしょう。
主人公である「竈門炭治郎」は、妹の禰豆子や柱、同期の隊士と共闘ではありますが、「下弦の壱」である「魘夢」、「上弦の陸」の「妓夫太郎」、「上弦の肆」の「半天狗」といった3体の「十二鬼月」を倒しています。そして「柱稽古編」では、体力や戦闘能力、経験値でほかの一般隊士たちとの差がよりはっきりしました。同期のなかでも「柱にもっとも近い」存在であることは間違いないはずです。
では、もし炭治郎が柱になるなら、「何柱」を名乗るのでしょうか?
まず、『鬼滅の刃』に登場する柱は、炭治郎が入隊した時点で「水柱」「蟲柱」「炎柱」「音柱」「岩柱」「恋柱」「霞柱」「恋柱」「蛇柱」「風柱」の9人でした。それ以外に、蟲柱の「胡蝶しのぶ」の姉「胡蝶カナエ」が「花柱」であったことや炭治郎の同期である「我妻善逸」の師匠の「桑島慈悟郎」が「鳴柱」だったことが分かっています。
炎柱の「煉獄杏寿郎」の家は代々、炎柱を輩出している名家です。彼は「下弦の弐」を討伐して柱の就任条件を満たし、父「槇寿郎」のあとを継ぎました。また水柱の「冨岡義勇」は育手である元水柱の「鱗滝左近次」に師事し、水柱までのぼりつめています。
一方、しのぶは姉の「花の呼吸」ではなく、「蟲の呼吸」を習得して「蟲柱」になっていますし、杏寿郎の「継子」だった「甘露寺蜜璃」は、独自の「恋の呼吸」を極めて柱になりました。
隊士の「呼吸」の適性は、鬼殺隊から支給される「日輪刀」を握ったときの刃の色で決まります。呼吸の派生については、「遊郭編」で炭治郎が「(鬼殺隊の隊士たちは)自分に合わせた呼吸と剣技に変化させ考え抜いたから呼吸は分かれて増えていった」と自身の体験をもとに推測しています。
柱の名称は、「水の呼吸」を使うから「水柱」、「岩の呼吸」を使うから「岩柱」というように、呼吸の名称と一致するのが一般的です。例外としては、「炎(ほのお)の呼吸」を使う「炎(えん)柱」と「雷の呼吸」を使う「鳴(なり)柱」があります。特に「炎の呼吸」については、「ひのこきゅう」とは言ってはいけないという厳しい決まりがあります。これは、「始まりの呼吸」である「日(ひ)の呼吸」と、その派生である「炎の呼吸」を混同しないようにしたのでしょう。