「大躍進?」「重大事実?」『ワンピース』初期離脱組は知らない「驚きの展開」
20年以上続いている人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、長期連載ゆえに途中で読むのをやめてしまった読者もいるのではないでしょうか。しかし、近年は物語初期から登場しているキャラが躍進する展開や、それまでの定説がくつがえるなど、驚きの展開が描かれています。
序盤からいるキャラがまさかの大躍進?

「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載が続いている『ONE PIECE(ワンピース)』は、多くの人から愛されている作品です。しかし、あまりにも長い物語のため、途中で読むのをやめてしまった読者も一定数いるのではないでしょうか。
しかし、近年は物語の序盤に読むのをやめてしまった人も驚くような、衝撃的な展開や新事実が明らかになっています。
初期離脱組にとっての衝撃の事実といえば、あの「コビー」の大出世ではないでしょうか。コビーは第2話から登場したキャラクターで、主人公の「モンキー・D・ルフィ」が海に出て、最初に仲良くなった人物です。海賊のアルビダにこき使われていた気弱なコビーですが、ルフィと出会ったことで転機が訪れます。そして夢だった海軍に入隊しました。
それ以降、コビーとルフィは違う道を歩むことになります。ルフィと出会った頃は、小心者で貧弱な少年だったコビーですが、「マリンフォード頂上戦争」から2年後にはたくましく成長し、なんと「英雄」と呼ばれるまで力をつけました。
そして、その後「ワノ国編」の後に描かれた「海賊島ハチノス」での「黒ひげ海賊団」と海軍の戦いのなかで、再びコビーが登場します。
このとき海軍中将の「モンキー・D・ガープ」は、コビーのことを「海軍の未来」と評しました。実際、黒ひげ海賊団との戦闘では、驚異的な成長を遂げたコビーの活躍が描かれています。
「シマシマの実」の能力で島人間となった黒ひげ海賊団の「アバロ・ピサロ」との戦いでは、コビーが「武装色の覇気」をまとった拳から放つ「実直拳骨(オネスティインパクト)」という技で、ピサロの巨大な腕を破壊しました。
また、初期の頃から登場しながらコビーと同じように大出世を遂げたキャラが「バギー」です。バギーは物語の序盤にルフィとの戦いに敗れたのち、「インペルダウン編」で再登場を果たしました。
その際、持ち前のハッタリと運の良さで囚人たちの心をつかんで勢力を拡大していくと、トントン拍子で「王下七武海」への加入が決まります。序盤のバギーしか知らない人なら、すさまじい大出世に聞こえるはずですが、バギーの躍進はこれだけにとどまりません。
「サー・クロコダイル」と「ジュラキュール・ミホーク」と一緒に新会社「クロスギルド」を設立した流れで紆余曲折あり、まるでバギーが彼らの上に立つリーダーかのような印象が世界に広まります。
これに最初は怒っていたクロコダイルとミホークですが、逆にバギーの影響力を利用することに決め、彼をかりそめのリーダーとして担ぎあげます。その結果、バギーは「四皇」の一角になり、31億8900万ベリーというとんでもない懸賞金をかけられることになりました。
そのほか、物語序盤からルフィが目指している「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」に関する情報も改められました。
これまで「ひとつなぎの大秘宝」はグランドラインのどこかにあるとされていましたが、「ゾウ編」にてその認識がくつがえります。
新情報によると、世界に4つあるという「歴史の本文(ポーネグリフ)」の一種である「ロードポーネグリフ」に記された場所の中心に、「ひとつなぎの大秘宝」があるという真の最終地点「ラフテル」が浮かびあがるとのことでした。
その「ロードポーネグリフ」を解読するためには、古代文字を読めるロビンの存在が欠かせません。もし「アラバスタ編」あたりで読むのをやめてしまった人は、そもそもロビンが麦わらの一味に加入していることにも驚くことでしょう。
このように、物語序盤に登場した人物や情報が、最近の展開でも大きく動いています。最終章に突入した『ONE PIECE』では、序盤に出てきたキャラが再登場を果たす流れが、もっと増えていくのかもしれません。
(LUIS FIELD)