「無惨戦はTVでやって」 映画『鬼滅』無限城編3部作の「その後」に意見続出
大人気アニメ『鬼滅の刃』の「無限城編」が劇場3部作で公開されることが発表され、ネット上で話題になっています。多くのファンは、「無限城編」が劇場3部作で足りるとは思っていないようで、映画の内容や「無惨戦」の扱いを気にする声が上がっています。
無限城編と無惨戦は別になる?

アニメ『鬼滅の刃』は、「竈門炭治郎 立志編」「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」が公開され、2024年5月からは「柱稽古編」が放送されました。そのなかでも、2020年に劇場版として公開された(後にTVアニメとしても放送)「無限列車編」は、興行収入で日本歴代1位の約404億円を記録するなど、爆発的なブームを生み出しています。
そして、「柱稽古編」の放送終了後、「無限城編」が劇場版3部作として公開されることが公式Xで発表され、ファンからは期待と驚きの声が上がりました。
※この記事では『鬼滅の刃』のまだアニメ化されていないエピソードのネタバレを含んでいます。
原作の16巻途中から始まる「無限城編」には、無限城での「上弦の鬼」たちとの戦いに加え、史上最強の剣士「継国縁壱」のエピソードも描かれています。そして21巻途中で、無限城の外に出てしまうため、「無限城編」はここまでというのが定説です。
そこから23巻までの鬼舞辻無惨との戦い、エピローグは、映画には含まれないという予想が多く出ています。上弦の鬼との戦いだけでもかなりの量があるため、SNS上で「無限城編と無惨戦は別じゃないか」「劇場版3部作の制作は決定したけど、完結するとは一言も言っていない」「無限城以降の単行本7冊半を3部作では絶対無理」といった意見が出ていました。「無惨戦は別」となった場合、劇場版3部作は、原作140話から無限城を出た原作183話の後、「炭治郎」がラスボス「鬼舞辻無惨」の攻撃で顔の右側が腫れ上がって「死んだ」と言われる、184話までが描かれるのではないでしょうか。
映画の「無限列車編」は、上映時間117分で原作の13話分を使っていました。もう少し長い上映時間で1作15話分以上だとしても、やはり無限城編3部作は21巻途中までで終わりの可能性が高そうです。
そして、無限城を脱出後の無惨との最終決戦からエピローグまでが、どのように描かれるのかも話題に上がっています。一部のファンは、「無惨戦はグロいシーンが多いので、TVよりも映画向きではないか」など、3部作の後にまた無惨との戦いの映画が1本、もしくは2部作で公開されるとの予想も出ていました。しかし、「TVで1クール(もしくはそれ以上)使ってじっくりと無惨戦を描いて欲しい」などの声もあり、どちらに転ぶかはまだ不透明です。
「無限城編」の劇場版3部作を、年に1本のペースで公開しても3年かかります。無惨との最終決戦とエピローグを別枠で公開する場合、そこからさらに時間がかかるでしょう。完結まで先は長いですが、ファンとしてはその分、長く楽しめるので、これからの展開にも期待が膨らみます。
(SU_BU)