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『ワンピ』百獣海賊団とビッグ・マム海賊団は結局どっちが強かったのか?

『ONE PIECE』に登場する「百獣海賊団」と「ビッグ・マム海賊団」は、長い間「四皇」として君臨していた強力な海賊団です。作中屈指の強さを誇る両海賊団は、今は四皇から陥落してしまいましたが、どちらがより強かったのでしょうか。

長い間四皇として君臨したふたつの海賊団、強いのはどっち?

百獣海賊団を率いるカイドウが描かれた「ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.15 DVD」(エイベックス・ピクチャーズ)
百獣海賊団を率いるカイドウが描かれた「ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.15 DVD」(エイベックス・ピクチャーズ)

「週刊少年ジャンプ」にて連載中の『ONE PIECE』は現在、最終章の物語が大きな盛り上がりを見せています。その最終章前の「ワノ国編」では、「百獣海賊団」と「ビッグ・マム海賊団」というふたつの海賊団が、長い間、君臨してきた「四皇」の座から陥落しました。同盟を組んだトップの「カイドウ」と「ビッグ・マム」は敗北しましたが、ふたつの海賊団はどちらがより強かったのでしょうか。

 まず、『ONE PIECE』の世界で強さのひとつの指標になる「懸賞金」で比較しましょう。百獣海賊団の総督であるカイドウの懸賞金額は、46億1110万ベリーです。これに対し、ビッグ・マム海賊団の船長、ビッグ・マムこと「シャーロット・リンリン」の懸賞金は43億8800万ベリーで、船長同士の懸賞金額だと百獣海賊団のほうが上になっています。

 では、海賊団の「懸賞金総額」だとどうでしょうか。明らかになっている懸賞金額を見てみます。

 百獣海賊団は「大看板」と言われる3人の幹部と、それに次ぐ幹部である「飛び六胞」という6人の幹部が存在します。懸賞金が明らかになっているのはカイドウとこの幹部で、その総額は107億3110万ベリーです。

 一方のビッグ・マム海賊団は、海賊団全員がビッグ・マムと血縁関係で結ばれており、幹部は「スイート3将星」と呼ばれる3人です。しかし、ビッグ・マム海賊団は幹部以外のビッグ・マムの子供たちもかなりの強さを誇っており、その懸賞金総額は101億2150万ベリーでした。

 懸賞金の総額で考えると、百獣海賊団のほうが約6億ベリー上回っていることが分かります。

 次に『ONE PIECE』の戦いで重要になる「悪魔の実」の能力を、何人が持っているのかを考えます。百獣海賊団は幹部が全員「ゾオン(動物)系」の能力を持っており、さらには「人工悪魔の実」である「SMILE」の能力者が多数在籍していました。一方、ビッグ・マム海賊団には「パラミシア(超人)系」の能力者が多く、14人の能力者がいます。

 能力者の数を見ると、SMILEの能力者が多数在籍する百獣海賊団が上回っているといえるでしょう。しかし、ネット上には「ビッグ・マム海賊団は子供たちが強すぎる」「能力者の子供たちの質的にはビッグ・マム海賊団が強そう」といった意見も多く見られました。

 パラミシア系の能力は、「覚醒」すると自身の周囲にも影響を与えることができるため、戦闘をかなり優位に進めることができます。実際にビッグ・マム海賊団の「カタクリ」は、ルフィとの戦闘で「モチモチの実」の能力の覚醒で地面や周囲の建物を餅のように柔らかく変化させ、ルフィの身動きを取れなくしていました。

 ほかにも「ペロペロの実」の能力者で、ただでさえ強い「ペロスペロー」も、能力が覚醒すれば、周りの物質をキャンディに変える、熱をくわえられても飴が溶けない、などの進化でより優位に戦えるかもしれません。また、強靭なビスケットの兵士を次々産み出すクラッカーも、周りの物質をビスケットにできる、という力を得る可能性もあります。

 このように能力さえ覚醒していれば、パラミシア系の能力者が多く在籍しているビッグ・マム海賊団は戦いやすい環境を整えることができます。また、ペロスペローは懸賞金が7億ベリーを超えるほか、「オーブン」や「ダイフク」なども強力な能力を持っており、強者が揃っていました。そのため、能力者の人数では劣るものの、ビッグ・マムの子供たちの実力やポテンシャルを考えれば、百獣海賊団とそう大きく差はなかったのかもしれません。

【画像】え…っ? 「マジ怖え」 これがブチギレモードのビッグ・マムとカイドウの「どアップ」です(4枚)

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