【漫画】「マスクありませんか?」問い合わせに店員が悲鳴「気持ちは分かるが!」
新型コロナウイルスの感染が広がり、マスクが手に入りにくい状況の日本。接客業をしている狸谷さんは、鳴り止まない問い合わせの電話についてマンガに描き、Twitterに公開しました。読者からは「この状況を知ってほしい」という声があがっています。
「マスクありませんか?」問い合わせで店員から悲鳴が
2020年2月、日本国内では新型コロナウイルスの感染が広がり、全国的にマスクが品薄状態。ドラッグストアには「本日の入荷のマスクは完売」「入荷未定」の張り紙が見られます。
漫画家の狸谷さん(@akatsuki405)は、普段マスクを取り扱っている店舗での実態をマンガに描き、Twitterに公開。同じく小売業に携わっている人たちからは、「分かります!」「この状況を知ってほしい!」などの声があがっています。
作品について、狸谷さんにお話を聞きました。
ーー接客業についてのマンガを描き始めたきっかけはありましたか?
きっかけ自体は覚えていませんが、描くことが好きだったのでその延長線でずっと携わっている接客業経験をマンガにして形にしようと思っていたような気がします。
ーー2020年2月26日に公開されたマスク不足についてのマンガでは、仕事にあたる方の苦労が伝わります。もしツイートに入れきれなかった思いがあれば教えていただけますか?
売場での問い合わせも非常に多いので品出しができないことです(汗)。
問い合わせも業務だろう、それくらいはいいじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、お客様からはたったひとりへの問い合わせですが、スタッフにとっては品出しシフトの2時間で10人近くにマスクやそれ以外のことで声を掛けられることになり、本当に通常業務がままならない状態です。
あと、マンガでは電話での問い合わせでしたが、マスク以外の商品のお問い合わせや、たまに来る業者さんからの連絡も電話で来ます。出ないわけにいかないので、その1本しかない電話で全て対応しています。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
スタッフさんがしているマスクにまで言及するお客様がいらっしゃることには驚きました。
ーーこれまでTwitterで公開されたマンガで、反響の大きかったもの、またはご自身が気に入っているものを教えて下さい。
反響の大きかったものは放置商品に関するマンガです。いただいた声で、販売業種の悩みなんだなぁと勉強になりました。
気に入っているものは、口から500円を出して渡して来るおじいちゃんの話です(笑)。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
現在はスーパーマーケットではない販売業種に就いているので、いつかそのジャンルもマンガに生かせたらと思っています。
(マグミクス編集部)