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今も連載続く名作『キン肉マン』、80年代の「子供たち」はいかに熱狂したか

1979年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始した『キン肉マン』は、1983年にTVアニメ化され、40年以上愛される大人気作品となりました。『キン肉マン』の魅力を広げる「キン肉マンの日」も制定され、12年前の2008年の2月29日から実施されています。今も連載が続く『キン肉マン』が巻き起こした社会現象と作品の魅力について語ります。

必殺技「キン肉バスター」を再現しようとした日々

マンガ『キン肉マン』Kindle版第1巻(集英社)
マンガ『キン肉マン』Kindle版第1巻(集英社)

 ゆでたまご先生によるマンガ『キン肉マン』は1979年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、1983年にTVアニメ化され社会的ブームを巻き起こしました。1987年にいったん連載が終了しますが2011年に再開し、現在も「週プレNEWS」で連載中。2020年3月4日(水)には、最新刊となるコミックス第70巻が発売されます。息の長い作品となった『キン肉マン』の魅力について、ライターの早川清一朗さんが語ります。

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 筆者が初めて『キン肉マン』を知ったのは、日曜の午前に放送されていたTVアニメでした。 キン肉マンを始めとする数多くの魅力的な超人たちが織り成す戦いと友情の物語は、当時小学生だった筆者を熱狂させました。

 もちろん、熱狂していたのは筆者だけではありません。『キン肉マン』が放送された翌日、月曜日の学校の話題は『キン肉マン』一色。キン肉マンの必殺技「キン肉バスター」が登場した時期は、体が大きいクラスメイトがキン肉マン役となり、体重が軽い人間がかけられ役となって他のクラスメイトが周囲で支えて「キン肉バスター」を再現してみたことを今でもはっきりと覚えています。

 筆者は体が小さかったので、大抵「俺がやる!」とかけられ役を買って出ていました。今では確実にいじめ扱いになるでしょうから、やりたくてもなかなかできないでしょう。でも、あの頃の筆者やクラスメイトは、純粋に『キン肉マン』の世界に近づきたくて、「キン肉バスター」をやろうとしていたのです。とはいえバスターは難しかったので、一番かけたりかけられたりしていたのはキャメルクラッチだった記憶があります。

 アニメ日曜日の放送だったので、家に親がいるときはなかなか見せてもらえなかったのですが、そんなときはすぐに近所の同級生の家に行って一緒に観ていました。ビデオもDVDもインターネットもない昭和の時代には、こういうこともありました。それだけ『キン肉マン』を観たくてたまらなかったのです。

 また、駄菓子屋のガチャガチャの機械の中にぎっしり詰まった「キン消し」も欲しくてたまらないアイテムでした。少し小遣いに余裕があるときはガチャガチャに20円を押し込んでハンドルを回し、すでに持っている超人が出たときは持っていない友達と交換したりしていました。1983年から1987年までの「キン消し」の累計販売数は約1億8000万個となっており、当時の人気ぶりのすさまじさがうかがえます。

【画像】12年前の今日、『キン肉マンの日』開始。「筋肉を考える」コラボも(8枚)

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