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えっご本人? 原作ファンをびっくりさせた「再現度高すぎ」な実写版キャラたち

マンガの実写化作品を見るうえで、やはりキャラクターの再現度はどうしても気になるものです。原作人気が高いほどファンの目も厳しくなり、ときに不満の声があがることも少なくありませんが、逆に驚きの再現度で原作ファンを唸らせた例もありました。

「憑依型俳優」の原点になった『デスノート』

松山ケンイチさんがL(エル)を演じた映画『デスノート』ポスタービジュアル (C)大場つぐみ・小畑健/集英社「週刊少年ジャンプ」 (C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
松山ケンイチさんがL(エル)を演じた映画『デスノート』ポスタービジュアル (C)大場つぐみ・小畑健/集英社「週刊少年ジャンプ」 (C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

 マンガの実写化作品には、多かれ少なかれ批判がつきものです。とくにキャラクターの再現度に関しては、厳しい目を向けられることが多いですが、驚きの再現度を見せつけ、原作ファンを唸らせた例もいくつも存在します。

 たとえば、2006年に公開された映画『デスノート』にて「L(エル)」役を演じた松山ケンイチさんは、その代表例といえるのではないでしょうか。Lは世界一の名探偵という設定でありながら極度の変人で、ボサっとした黒髪に目はクマだらけという癖の強いキャラクターです。

 そんなLを演じた松山さんは、今ほど知名度が高くなかったため、キャスティングに対して不安の声も少なくありませんでした。しかしいざ蓋を開けてみると、松山さんはLを憑依させたかのような圧巻の演技を披露します。独特な椅子の座り方や話し方、常に甘いものをむさぼる姿、どれをとってもLそのものでした。

 Lが食べそうなお菓子も自分で選んでいたという松山さんは、ここから「憑依型俳優」と呼ばれることになり、以降も『デトロイト・メタル・シティ』や『珍遊記』など、数々の実写化作品を成功させています。

 とりわけドラマ『聖☆おにいさん』で演じた「イエス」は、Lに次ぐハマり役ともっぱらの評判で、原作ファンからも「ビジュアルが完璧すぎる」「違和感がまるでない!」などと好評でした。なお同作は、2024年12月20日(金)に映画版が公開予定となっています。

 少しさかのぼると、1997年に放送されたドラマ『ガラスの仮面』も、驚きの再現度でファンを納得させた作品のひとつです。演劇にすべてを賭ける少女「北島マヤ」の成長を描いた作品で、原作マンガは累計発行部数5000万部を超えています。

 そのドラマ版でマヤを演じたのは、ドラマ『家なき子』などの作品で、天才子役として一世を風靡していた安達祐実さんでした。マヤは作中で芝居の天才という扱いなので、その描写に説得力を持たせるのは至難の業だったでしょう。しかし、安達さんはその演技力で、見事にマヤの「才能」を体現してみせます。

 さらに「おそろしい子!」というセリフで知られる「月影千草」役の野際陽子さんも、大きな注目を集めました。とにかく見た目が瓜ふたつといっても過言ではないクオリティで、今もなおネット上では「リアル月影先生」「存在感もオーラも月影先生そのもの」「文句の付けどころがない」と、「マンガから出てきたような実写化キャラ」として語り草になっています。

【画像】え…っ? 「20世紀少年みんな似すぎ」「本人じゃねーか」 こちらが完璧なビジュアルが話題になった実写版キャラたちです(7枚)

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