マグミクス | manga * anime * game

今からでも遅くない! 続編開始までに挽回したい2023年見逃したアニメ

2023年は人気アニメが多く、豊作でした。良作が多かったがゆえに、「あれも見たい!これも気になる!」と思っている間に、気が付けば最終話が終わっていた…という人も多いのではないでしょうか。今回は次期の制作が決定している、要チェックの3作品を見てみましょう。

猫猫の推理と壬氏との絶妙な距離感が病みつきになる

『薬屋のひとりごと』第2期ティザービジュアル (C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
『薬屋のひとりごと』第2期ティザービジュアル (C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

 2023年に放送されたアニメは豊作で、観たい作品が多すぎて手が回らなかった人や、忙しくてあまり観られなかったという人もいるのではないでしょうか。夏季休暇を利用して一気見したい、という人に向けて、2023年アニメのなかでも続編の制作が発表されている作品を振り返ります。

●『薬屋のひとりごと』

『薬屋のひとりごと』(原作:日向夏)は、中華風の後宮を舞台にした痛快な謎解きエンターテインメントです。もともと小説として描かれた本作は、「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)と「月刊サンデーGX」(小学館)でコミカライズされています。

 2023年の秋から2クール連続で放送されたアニメ第1期は、花街で薬師をしていた主人公「猫猫(まおまお/CV:悠木碧)」が後宮に売られ、下女として働きながら薬師の知識や経験を活かし、後宮で起こるさまざまな事件を解決していく姿が描かれました。

 同作は1クール目から宮廷を舞台にした美しい世界観や、猫猫の鋭い観察眼と論理的な推理で、視聴者を謎解きの世界に引き込み大人気となります。「風明(ふぉんみん/CV:日高のり子)」の事件の真相を暴いたことで、一連の事件の関係者とともに解雇されてしまった猫猫でしたが、2クール目では、彼女を気にかけていた「壬氏(じんし/CV:大塚剛央)」に身請けされ、外廷で活躍することになります。

 徐々に明らかになる複雑な人間関係や陰謀が描かれ、猫猫の生い立ちにも注目が集まりました。ファンの間では「コミカルな部分もあり楽しめるし、愛憎劇や人間ドラマが本当に濃くて満足感がすごかった」「普段はアニメを観ないけど、ミステリー好きとして楽しめた」などの感想も出ており、2クール目の最終話後に2025年の2期放送が決定したことに歓喜の声も相次いでいます。

●『わたしの幸せな結婚』

『わたしの幸せな結婚』(原作:顎木あくみ)は、「富士見L文庫(KADOKAWA)」で出版された小説が原作となったアニメで、『薬屋のひとりごと』と同じく「小説家になろう」発の作品です。

 2023年7月から9月までに第1期が放送された同作は、名家に生まれながらも継母と異母妹に虐げられて育った「斎森美世(さいもり みよ/CV:上田麗奈)」が主人公の物語です。その美世が、冷酷無慈悲とうわさされる軍人「久堂清霞(くどう きよか/CV:石川界人)」との婚約を通じて、幸せを見出していきます。さらに、恋愛と妖や鬼といった異形の存在を倒す能力「異能」が織り混ざった、異色のシンデレラストーリーです。

 美世には、異能を持たず生まれたと思われ、虐げられてきた過去がありました。初めは清霞に冷たくされていた美世でしたが、ともに過ごすうちに互いを見る目が変わり、徐々に心を通わせていきます。1期の最終話では、異能の力があると判明した美世が清霞を助けようと奮闘する姿が描かれました。

 ネット上では「最初暗い感じだけど話が終わりへと行くほど明るくなる感じが良かった」「旦那様の不器用な優しさや、周りの美世に対する優しさに心がジーンとなるし、お互いを想うあまりすれ違う感じも良かったです」などと、政略結婚から始まったふたりの距離感が近付いていく姿に、胸を打たれたファンの声も多く見られました。本作も2期の制作が決定しており、次の展開が待ち遠しいです。

【画像】え…っ? かわいすぎる!こちらが『薬屋のひとりごと』猫猫の「そばかす」を消した本気モードです

画像ギャラリー

1 2