原作と違ってトラウマ級? 旧アニメ『ぬ~べ~』の「後味悪すぎ」最終回
アニメではさらにキツい「まくらがえしの巻」
アニメ最終回の48話「夢をいつまでも!!大好きな僕らのぬ~べ~!」では、ぬ~べ~が受け持つ「童守小5年3組」のみんなが将来の夢について語る場面が描かれたのち、まくらがえしは登場せず、すぐに郷子が26歳になって目覚める場面に切り替わっていました。さらに、いずなが郷子の会社の怖い先輩になっている、妖狐「玉藻」が幼稚園の保父をしている、などのオリジナル要素も盛り込まれます。
そのほか、「郷子がよりによって誕生日にまくらがえしの被害に遭う」「郷子が自分の誕生パーティーで美樹の夫になった広と対面する」「ゆきめが郷子をぬ~べ~が暮らす家まで案内するも、自分はぬ~べ~に会わずに去る」「ぬ~べ~が原作より老けて白髪化している」「ぬ~べ~がまくらがえしを退治しようと急激に力を使ったせいで、命の危機になる」など、よりキツい描写が増えていました。最後はクラスメイトたちが自分の世界に戻ってきた郷子にサプライズパーティーを開いてくれ、郷子がぬ~べ~に抱きついて明るい雰囲気で終わりますが、どうしても後味の悪さが残ります。
この最終回は視聴者にとって相当ショックだったようで、SNS上には「幼心に本当に衝撃的で号泣した」「怖くてその後2、3年くらい枕使って眠れなくなりました」「ファンとしてはショック以外の何物でもなかった」「郷子がぬ~べ~クラスだったから助かったものの、そうじゃなかったらもう詰みじゃない?」など、トラウマになったという人が多くいました。また、ぬ~べ~がどんな未来になっても教え子たちを見守っているという感動的なメッセージもあり、「ぬ~べ~クラスのかけがえのなさが分かるいい最終回」「まくらがえしを最終回に持ってきたのすごいセンス」「当時は中途半端だなぁ思ったけど、今思えばあれはあれでいい終わり方だった」と、高い評価も受けています。
原作マンガでは、終盤に「鬼の手に封印されていた強力な鬼『覇鬼』がぬ~べ~と和解」「鬼の手のなかで覇鬼を封じていた、ぬ~べ~の恩師『美奈子先生』が解放されて成仏する」「ぬ~べ~とゆきめが結婚」と感動的な場面が次々描かれ、最後はぬ~べ~が生徒たちの安全を玉藻に託し、より危険な霊現象の起きる九州の小学校へ転任します。
2025年放送予定の新アニメでは、電車で去っていくぬ~べ~を生徒たちが泣きながら追いかけるラストまで観ることができるのでしょうか。ファンの期待が集まります。
(マグミクス編集部)