ピカチュウはトップ圏外!ポケモン人気投票で「ゲッコウガ 1位」の納得すべき理由
2020年2月27日の「Pokemon Day(ポケモンデー)」に、これまで登場した890体のポケモンを対象とした人気投票の結果が発表されました。看板キャラでもある「ピカチュウ」は19位に落ち着き、前回の人気投票でも首位を獲得した「ゲッコウガ」が連覇という結果となりました。「ゲッコウガ」の人気の理由を探っていきます。
ランキング上位ポケモンから見えた、投票者の傾向
株式会社ポケモンは初代『ポケットモンスター 赤・緑』(以下:赤・緑)の発売された2月27日を「Pokemon Day(ポケモンデー)」として定め、日本記念日協会に認定されました。
記念日を祝う催しの一環として、これまで登場した890体のポケモンを対象とした人気投票「ポケモンオブザイヤー」(投票日:2020年2月5日~2月14日)の結果も発表されました。ランキング1位に輝いたポケモンは「ゲッコウガ」で、忍者をモチーフとしたカエルのポケモンです。約4年前に開催された「ポケモン総選挙720」でも首位を獲得しています。
一方、ポケモンの代名詞とも呼べる「ピカチュウ」は総合19位に。ポケモンにあまり詳しくない方にとっては、「ピカチュウ」がランキング上位でないことについて不思議に思われるのではないでしょうか。
今回の投票は、これまでのシリーズ別(地方別)に1票ずつ好きなポケモンに投票できるというルールのもと実施されました。「ピカチュウ」は同じ世代の初代「赤・緑」に登場したポケモンと比較しても、4位の「リザードン」、10位の「ゲンガー」に追いつくことができませんでした。
「ピカチュウ」の総合順位が振るわなかった理由のひとつとして、ポケモンの看板キャラとして認知はされているものの、ゲーム内対戦では”あまり強くない”という点が考えられます。
ゲーム内で自分のパーティーに入れているプレイヤーが少ないことから、多くの人に愛されてはいるものの、プレイヤー単位では「愛着が湧きづらい」あるいは「好きではあるが、1番好きというわけではない」という点で得票が不足したと考えてよいでしょう。
また、同時に注目したいのは総合順位3位の「ミミッキュ」というポケモンの存在です。ニンテンドー3DS『ポケットモンスター サン・ムーン』より登場した「ミミッキュ」は、”人気者のピカチュウに憧れた結果の姿”であることが公式によって明らかにされています。
この「ミミッキュ」は「ピカチュウ」と比較すると、対戦において「ズルい!」と言われるほどの強い能力を持っており、最新作であるニンテンドーSwitch『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下:ポケモン剣盾)に至るまで、長く対戦の第一線で活躍し続けているポケモンでもあるのです。