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漫画『ファミコンロッキー』に少年は…『スパルタンX』のウソ技を真に受け続けた結果

『イー・アル・カンフー』の裏技は成功、と思いきや?

あさいもとゆき先生『ファミコンロッキー』 現在は「マンガ図書館Z」で読める
あさいもとゆき先生『ファミコンロッキー』 現在は「マンガ図書館Z」で読める

『バンゲリングベイ』など他のゲームでも『ファミコンロッキー』の再現はできず「さすがにこのマンガの内容は嘘なんじゃないだろうか」と思い始めた筆者でしたが、それでも懲りずに『イー・アル・カンフー』でも再現を試みます。この当時、ファミコンのカセットは簡単には買えない貴重品だったので、徹底的に遊びつくさなければ気が済まなかったのです。

 ちなみに『イー・アル・カンフー』はコナミから発売された対戦格闘ゲームで、悪行を重ねるチャーハン一族を倒すため、拳士リーが5階建てのメンマの塔に乗り込み敵の武術家たちと戦うゲームです。
 
 対戦格闘とはいっても近年のゲームとは異なり、人対人の対戦はできませんでしたが、2002年に「ゲームボーイアドバンス」で発売された『コナミアーケードゲームコレクション』に収録されたタイトルでは可能となっています。

 さて、まず筆者が試したのは、上から吊り下げられている背景の飾りをヌンチャクにするという裏技でしたが、当然のごとくそんな仕様は存在していませんでした。

 次に試したのは敵の頭上で飛び蹴りを続ける「必殺飛翔脚」です。結果から言うと、これは一応できました。筆者のパターンではまずとにかく一発攻撃を当てて、そこから素早く少し近づき垂直ジャンプからのキックを当て続けるというやり方でした。相手を倒すまで連続で当てられたので、成功と言ってもいいかもしれません。『ファミコンロッキー』の技が現実に飛び出てきた瞬間です。ただ、友達の家で再現しようとしたらできなかったこともあるのでなんでだろうと思っていたのですが、前期ロットだけに実装されていたやり方だったようですね。できなかった時、結構恥ずかしかったなあ……。今となっては懐かしい思い出です。

 それにしてもなぜ1985年に少しタイプは違うとはいえ、同じ中国武術を扱った、塔を登るゲームが発売されたのか。当時は気にしていませんでしたが、ブルース・リーの『死亡遊戯』が元ネタなのでしょうね。『スパルタンX』はジャッキー・チェン主演の同名の映画もありますが、やはり『死亡遊戯』要素が強いように思えます。

『コロコロコミック』『ファミコンロッキー』『裏技』『ブルース・リー』……こうして単語を並べるだけで涙が出そうになってきます。もしタイムマシンがあったなら、無邪気にいろいろなものに熱中できた時代に戻りたい。筆者はたまにそんな空想をしています。

(ライター 早川清一朗)

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