いつかは続きが読みたい!作者も意欲を示した「長期休載中」マンガ
累計発行部数2500万部以上の人気作に「動き」あり?
そのほか、連載再開してほしいマンガと聞いて、峰倉かずや先生の『最遊記RELOAD BLAST』を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。同作は天竺を目指す「三蔵」一行の旅を描いた作品で、累計発行部数2500万部を超える「最遊記」シリーズの最終章にあたります。
1997年に連載を開始してからおよそ27年、三蔵一行の旅もようやく終わりが見えてきたものの、2017年10月に最新3巻が発売されたきり新刊は出ていません。その背景には、峰倉先生がこれまで何度も大病を患い、闘病生活を強いられながら執筆しているといった事情が絡んでいます。
2010年には「エナメル上皮腫」の一種と診断され、腫瘍の除去手術によって右上顎骨を失ったことを明かしていました。それでも執筆を続けることを決意し、まさに命懸けで三蔵たちの旅路を描いてきたのです。
そして2024年6月、峰倉先生は自身のXで「水面下でたくさんお仕事させて頂いているので、今年後半に順次お知らせできるかと思います。(中略)最遊記もコチラも、あともうちょっとお待ちを…」と報告しました。
はっきりと連載再開が告知されたわけではありませんが、この投稿には「アナログ作画可能なアシさんを切実に募集中」ともつづられていたため、再開に向けて動きがあったのはほぼ間違いないでしょう。この報せに、ファンから喜びと期待の声が寄せられたことは言うまでもありません。
いずれの作品も、続きが見られる日はいつかやって来るでしょう。無事にその日が迎えられることを願うばかりです。
(ハララ書房)