【声優・本多真梨子のマンガ愛(4)】『約束のネバーランド』今こそ痺れる原作を読むべし!
単行本を買ってこそ体感できる「謎」も…

あともう一つ! この作品で楽しんで欲しいことは、《伏線》です! 伏線が、ものすごくたくさん張り巡らされてまして。
それが、次のページで解決されるものもあれば、数話で解決されるものある。それどころか、ずーーっと残されている伏線もある。
小さな伏線を自分で見つけた瞬間、伏線の解決の糸口を自分で見つけた瞬間……。
もーーーーーめちゃくちゃ気持ちいい。あーー!!!そういうこと!?って気付いたりして、それがめちゃめちゃ気持ちいいんです!
たとえその仮説が間違えだったとしてもいいんですよ。その時自分が考えたことを、伏線の答えが出るまでドキドキしながら待つ。これが本当に、楽しい。
考察したり、読み込んだり……『約束のネバーランド』は、作品自体が謎に満ちていて、とても面白い。あと、本編以外にも謎が隠されていたりするので、それもチェックして欲しいです。
原作・白井カイウ先生の「勝手にピックアップ」のコーナー(表紙カバー)と、カバー外したところの作画・出水ぽすか先生の絵にも注目です! 予想外なところに伏線や謎があったりするので、コミックス全部余すことなく読み込んで欲しいです。
正直、コミックス自体に仕掛けがあってもおかしくない!!(笑)
そして何より、この作品の「推し」は、とても……心に刺さる作品です。
ストーリーのなかで、悲しすぎて私毎日そのことばかり考えてた時がありました。涙ボロボロで、この気持ちをどうしたらいいのか、わからなくなりました。
生と死がギリギリの隣り合わせで、「生きる」ってこんなにも必死で、こんなにもはかないのかと。
あー!!伝えたいことが多すぎる!(笑) でも、それだけたくさんの面白さがあります!! それが『約束のネバーランド』!
小説も2冊出てるんですが、これもぜひ、いえ絶対読んで欲しい2冊。マンガでは語られなかったエピソードが、ここで繋がります!
まじ、泣けます!!!!!
白井カイウ先生、出水ぽすか先生。素晴らしい作品をありがとうございます。
メディアミックス化が進む人気作、「週刊少年ジャンプ」連載中の『約束のネバーランド』。ここで原作マンガの面白さを再度確認してみてはどうでしょう?
後悔はさせない!!!
(本多真梨子)