【漫画】生活のために絵を売る、貧しい盲目の女性 食事をごちそうすると涙を流して謝り始め…4.9万人の読者も号泣!
男性は路上で絵を販売する盲目の女性と出会います。購入しようとすると、お金を入れる袋に女性をけなすことが書かれた紙を発見しました。男性は憤りますが、女性がお腹を空かせていることに気付き、自分が経営している定食屋に誘います。女性に料理を振る舞うと、泣きながら謝罪をされて……? 作者の中音ナタさんにお話を聞きました。
「見えない愛」がふたりの人生に彩りを与える
男性は、路上で絵を販売する盲目の女性を見かけます。絵を買おうとすると、お金を入れる袋に女性をけなす言葉が書かれた紙を発見しました。男性はそのイタズラに憤り、女性がお腹を空かせていることに気付くと、自分が経営している定食屋で料理を振る舞います。
すると女性はイタズラには気付いていて、同情を誘うためにそのままにしていたと、泣きながら男性に謝罪します。それを聞いた男性は定食屋で一緒に働かないかと誘い、さらに実はひと目惚れで声をかけたと打ち明けます。その後もふたりの関係は続いていき……?
中音ナタさん(@natanakane)による創作マンガ『見えない愛』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は4.9万を超えており、読者からは「見えない愛、本当に深いテーマです」「心が浄化されていく……尊い」「アジフライが複数回出ていて、もうこれがとにかく愛の寓意と解釈しました」などの声があがっています。
中音ナタさんは漫画家として活動しており、SNSで主に4コママンガを投稿しています。そのほかにも、働かずにオタク活動とギャンブルに勤しむ青年「百瀬和幸」と、そんなお兄のことが大好きな双子の妹との日常を描いたマンガ『善意100%の妹、悪意100%の妹。』全2巻(KADOKAWA)が発売中です。
作者の中音ナタさんにお話を聞きました。
ーーふたりの絆に心が温かくなりました。今作『見えない愛』を描いた理由や、生まれたきっかけを教えて下さい。
生まれたきっかけは夢でした。ある日夢でみた光景を覚えている範囲で描き殴って生まれました。
ーー今作を描くうえで工夫した点や、お気に入りのシーンやセリフなどはありますか?
夢でみたことをそのまま描いたので工夫した点はとくにありません。基本的に優しくなる世界を描いたのでセリフはほとんどお気に入りです。
ーー物語の途中で白黒からカラーに変わる構成についてや、主人公ふたりのキャラメイクに読者の方から多くの反響がありました。物語やキャラクター制作時にこだわった点などがあれば教えていただきたいです。
白黒からカラーに変わったのは本当に気まぐれで、自分でも後から確かにカラーに変わったことで世界に色がついたようになるなと思いました。こだわりなど特になく、本当に夢でみたことを描いたら結果として生まれた作品です。
●「少年エースplus」で掲載中の『善意100%の妹、悪意100%の妹。』
(マグミクス編集部)