【漫画】性犯罪者への刑が軽すぎる？　女性を襲った暴漢を“魔法少女”がギッタギタに！「最後の展開怖い…」

卑劣な性犯罪者を懲らしめる魔法少女

　夜遅くに帰宅した女性は、自宅のドアを開けたところで、背後から男性に押さえつけられてしまいます。暴力をふるわれ、絶望に沈む女性を救ったのは、突如として現れた魔法少女でした。被害者の苦しみをまったく理解せず身勝手なことを言い続ける男性に対して、少女は『支配される恐怖』を体験するための魔法をかけて……。

　らぱ☆さん（@_Rapa_）が「性犯罪者への刑が軽すぎると思いませんか？」としてX（旧：Twitter）に掲載した『制裁の魔法少女』（U-NEXT Comic）が話題です。

　いいね数は7.2万を超えており、読者からは「かわいらしい絵柄だから、読みやすいし被害者心理の描写もリアル！」「センシティブな内容だけど、真剣に考えるきっかけになると思う」「性被害の記憶が残っている限り、被害者は永遠に苦しむってことを分かってほしい」などの声があがっています。

　らぱ☆さんは漫画家として活動しており、弱い者を狙い欲望を満たす卑劣な犯罪者に鉄槌をくだす魔法少女たちを描いたマンガ『制裁の魔法少女』が「U-NEXT」ほか電子書店にて連載中です。

　作者のらぱ☆さんにお話を聞きました。

ーー『制裁の魔法少女』で今回のエピソードを描いたきっかけを教えて下さい。

　性被害に遭ったとき、加害者に抱く感情は恐怖、嫌悪、そのほかに怒りがあると思います。泣き寝入りが多かったり、被害に対して刑が軽いと感じたりすることの多い性犯罪、その被害にあった女性自身が力を得て制裁をするストーリーは何か人の気持ちに届くものがあるのではと思いました。

ーーラストの「性被害についての記憶を消す」という設定に読者から多くの声があがっていました。この設定はこだわって作られたものなのでしょうか？

　性被害に遭った被害者が本当に望むことは、加害者に罰を与えること以上に被害に遭う前の自分に戻る、なかったことにすることだと考えました。性被害は肉体にも精神にも強いダメージがあるので、そのどちらも解消する必要があると思い、肉体と記憶どちらも修復させる設定をとりました。

ーーこのお話は魔法少女の過去らしきシーンで終わります。その後のストーリーについて教えて下さい。

　今後、さまざまな過去をもった新しい魔法少女も登場します。それぞれの考え方や犯罪者の倒し方のスタンスの違いで協力したりぶつかったりといった変化も見ていただきたいです！