【恐竜好き】声優・新田恵海さん、映画『恐竜が教えてくれたこと』を語る
2020年3月20日から公開されている『恐竜が教えてくれたこと』は、児童文学を原作とした実写映画。恐竜好きで知られる声優の新田恵海さんに、同作の魅力とご自身の受け止め方について語ってもらいました。
主人公・サムを抱きしめたい気持ちに
アニメ「ラブライブ!」の高坂穂乃果役などで知られる声優・新田恵海さんがオピニオンリーダーをつとめる映画『恐竜が教えてくれたこと』が、2020年3月20日(金)から公開されています。
家族で過ごす夏のバカンスのためオランダ北部の島を訪れた11歳のサムは、そこでテスという少女と出会い、彼女の快活な魅力に惹かれていきます。テスには12年間生き別れたままの父親がいて、サムは彼女が父親に会うために考えた作戦に協力していくという物語。児童文学『ぼくとテスの秘密の七日間』の映画化です。
映画の感想や恐竜の魅力、そして孤独を感じたときの過ごし方などについて、新田恵海さんに聞きました。
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ーー映画をご覧になっていかがでしたか。
新田恵海さん(以下敬称略) 陽気で、楽しくもあり、切なくもあり、見終わったあとはあたたかい気持ちになる、すてきな映画でした。
ーーお気に入りのシーンを教えてください。
新田 サムがおじいさんの家に行って、会話をしているシーンが好きです。この映画の大切なシーンで、サムが答えに出会う場面です。最初はおじいさんを怖がるけれど、サムが成長する瞬間が見えて、個人的に好きです。また、サムの父親が楽しいパパで、お兄ちゃんとサムとパパがギターを見つけて歌うシーンも好きですね。
ーー感情移入した登場人物はいましたか。
新田 やはりサムの目線で映画を観ていました。サムがテスのために行動を起こしたときのテスの表情が悲しそうでもあり、うれしそうでもある瞬間が見ていて痛かったです。
恋ではないけれど、数日間でテスが大切な存在と思うようになったからこその行動ではあるのですが……サムを抱きしめたい気持ちになりました。
ーー恐竜は、この映画で孤独のメタファーとして使われています。新田さんは、孤独を感じたときはどのように過ごされていますか?
新田 ひとりでも楽しいことを経験して、ひとりの時間を充実させようと思っています。ひとり鍋やひとり焼肉以外はできる気がします(笑)。