お子様ボー然「こんなのってあり?」 アニメ『コン・バトラーV』が迎えた意外な結末
『コン・バトラーV』は、5体のメカによる合体変形や美形ライバル、主役機の強化改造など、後世のいわゆるロボットアニメの「王道テンプレ」が詰まった作品です。しかしその結末は、疑問符を浮かべざるを得ないような内容でした。
拠点爆破! 最後の戦いは絶体絶命の大ピンチ!
1976年から77年にかけて放送されていた『超電磁ロボ コン・バトラーV』の最終回は、当時の子供たちを「え? そんな終わり方でいいの?」と驚かせる内容となっていました。最終回「平和の使者Vは不滅だ」の内容を、あなたは覚えていますか?
地球侵略を目論む「キャンベル星人」の指揮官である「女帝ジャネラ」は行き詰まりを打開すべく、「コン・バトラー」の拠点である「南原コネクション」に狙いを定めます。どれほど優秀なロボットでも、整備や補給なしでは戦えないのです。ジャネラの作戦は成功し、コン・バトラーの左足「バトルフラクト」に仕掛けられた爆弾によって、いつも力強くそびえ立っていた南原コネクションは、あっさりと破壊されてしまいました。
しかしコン・バトラーの指揮を執る「四谷博士」は用意周到なことに、あらかじめ地下にサブコネクションを用意しており、すぐに破壊された左バトルクラフトの修理に取り掛かります。
首尾よく南原コネクションを爆破したジャネラでしたが、彼女もまた危地に陥っていました。キャンベル星で、政治犯として囚われていた平和主義者たちによって反乱が起き、侵略者としての立場が揺らいでいたのです。勝利は目前と考えていたジャネラは「地球から引き揚げろ」という本国の命令に従わず、独断での侵略継続を決意します。
ジャネラは自ら大型母艦「セント・マグマ」に搭乗し、マグマ獣「インドラ」「アシュラ」「マスバラ」を引き連れてコン・バトラーを倒しに向かいました。コン・バトラーの修理を終えた「葵 豹馬」たちコン・バトラー隊も出撃し、最終決戦が始まります。
豹馬は先手必勝とばかり、マグマ獣の猛攻を交わして真っ先にセント・マグマを狙いました。しかし必殺の超電磁スピンを跳ね返されたコン・バトラーはマグマ獣に捕らわれ、大きなダメージを受けてしまいます。
かろうじて危機を脱したコン・バトラーはマグマ獣へ反撃を開始しましたが、3体のマグマ獣は合体し、巨大マグマ獣となって襲い掛かってきたのです。