【漫画】コロナの後遺症で”おいしさ”が感じられない… 食べまくっていた病前と比べ「これが普通!?」
新型コロナウイルスの後遺症で、食事をしても味を感じなくなってしまった作者。もともと食べることが大好きだった作者にとっては、つらい日々で……。Instagramで公開されたマンガが、「めっちゃ分かります」と話題になった、作者のriricaさんにお話を聞きました。
食べても味が分からないつらさ
新型コロナウイルスの後遺症を描いたマンガ「自分の過食を正当化しすぎる奴」が、Instagramで1400以上のいいねを集めて話題となっています。
新型コロナウイルスの後遺症で、味覚障害になってしまった作者。もともと食べることが大好きだったので、食べても味が分からないつらさに苦しんでいました。あるとき、ふと自分のかつての味覚について考えてみたところ、ある気付きが……。読者からは、「めっちゃ分かります」「私も食事することが悲しみでした」「泣きたくなりますよね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、イラストレーターのriricaさんです。Instagramやブログ「ねことおら」でマンガを発表しています。riricaさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー新型コロナウイルスにかかったのはいつ頃ですか?
7月の頭くらいに家族全員でかかりました。発熱と同時に、味覚や嗅覚にも違和感がありました。
ーー味覚障害になって、特につらかったことは何でしょうか?
もともと食べることが好きすぎるタイプだったので、おいしいものを「おいしい」と感じられなかったことが、とてもつらかったです! その頃は、食べることがただの「作業」になっていました。
ーー現在、味覚は戻ってきているのでしょうか?
戻ってきています! アイスがおいしい!! ご飯がおいしい!! 当時、減った分の体重は一瞬で戻りました。そしてバナナはやっぱり苦手でした……。
ーー今後、味覚が完全に戻ったら、食べたいものはありますか?
病気の期間、食べられなかった分のアイスを山ほど食べ尽くします。
ーーマンガを描くときに気を付けていることはありますか?
あくまで自分の経験と思ったこと、その周辺のことを描くようにしています。それ以上のことは描かないようにしていますね。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
後遺症経験者の方が思ったより多くて、コメントやDMで「つらいですよね」と、共感の声をいただきました。「時間がかかったけど、元に戻りました」という言葉もあったので、勇気付けられました!
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
味が感じられないことがあまりにもつらかったので、「いままでの自分が異常で、『おいしい』を感じすぎて食べまくっていたのではないか」「いまの味覚が普通なんだ」と思い込もうとして描きました。健康って大事ですね……。
●riricaさん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)