勝矢さんがヒグマをぶん投げ? ドラマ『ゴールデンカムイ』で再現確定(?)な衝撃シーン
実写映画『ゴールデンカムイ』では、数々の難しそうな衝撃シーンがしっかり再現され、大きな話題を呼びました。続編のドラマでも、キャストのインタビューやX、予告の情報からしっかり描かれそうなクセの強いエピソードが明らかになっています。
「動物」関連に衝撃シーン多め?
2024年10月6日(日)から、WOWOWで映画『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル)の続編ドラマ『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』の放送が始まります。予告編を見る限りだと、全9話で「鯉登少尉(演:中川大志)」が出てきた後の原作11巻序盤までの内容が描かれそうです。
明治後期の北海道を舞台に、アイヌが隠したという大量の埋蔵金をめぐるサバイバルバトルが描かれる『ゴールデンカムイ』では、数々の「変態」や「凶悪犯」、「猛獣」も登場するほか、キャラがとんでもない能力を発揮する場面も描かれてきました。2024年1月に公開された映画ではPG12指定ながら「ヒグマに攻撃されて顔面の皮が剥がれる兵士」という残酷シーンのほか、「関節を外して窓の隙間から侵入してくる白石由竹(演:矢本悠馬)」「極寒の川に落ちる主人公の杉元佐一(演:山崎賢人)と白石」「椅子に縛りつけられた状態で床を蹴って宙返りする杉元」「遊女を水平に投げ飛ばす牛山辰馬(演:勝矢)」など、驚きの場面もしっかりと原作通りに描かれています。
そして、続編『北海道刺青囚人争奪編』でも予告や公式X(旧:Twitter)の情報などで、数々の「衝撃シーン」が再現されていることが明らかになってきました。
※ここから先は『ゴールデンカムイ』の実写化されていないストーリーのネタバレに触れています。
まず、『ゴールデンカムイ』の特色である動物関連の場面では、「シャチ」「イトウ」「ヒグマ」のシーンが期待できそうです。杉元たちが探す埋蔵金の在処のヒントが刺青として彫られた網走監獄の脱獄囚のなかには、「辺見和雄(演:萩原聖人)」という連続殺人鬼がいました。幼少期に目の前で弟を猪に食べられ、その死に抗おうとする姿の美しさに魅入られたという彼は、必死に抵抗した末に殺されたいという願望を持っており、杉元の強さにほれ込んで殺し合いを挑んできます。
原作41話では辺見が海岸での杉元との戦いに敗れ、満足げに殺されようとしていたのですが、そこに突如シャチが現れ辺見をくわえて海に逃げていきました。そのシャチは獲物を捕らえたときの特性で、海上で辺見を何度も真上に投げ飛ばします。ドラマの予告編ではこのシャチの投げ上げの場面が描かれており、死の間際で恍惚とした表情を浮かべる辺見役のベテラン俳優、萩原聖人さんの演技にも期待です。また、辺見の刺青を守るために杉元が「全裸」で海に飛び込む場面は、再現されるのでしょうか。
その後にも、巨大魚にまつわる場面が出てきます。「アシリパ(演:山田杏奈)」が45m近くあるという伝説の巨大なイトウ「イワン・オンネチェブ・カムイ」の話をしていると、杉元たちは漁をしているアシリパの父の友人「キロランケ(演:池内博之)」と出会いました。キロランケは普通のサイズのイトウを捕っていたのですが、白石がうっかり川に落ちると人間の2、3倍は大きいイトウがやってきて白石を飲み込もうとします。
この場面は、キロランケが川に飛び込んで巨大イトウを捕まえるところから実食シーンまで撮影が難しそうですが、実写『ゴールデンカムイ』公式Xでは「イトウ、ヒンナだぜ」のセリフとともに杉元たちがイトウを焼いて食べようとしている画像が発表されました。ここで映っているイトウは普通の大きさですが、本編では巨大な「イワン・オンネチェブ・カムイ」を観られるのか、期待したいところです。
また、実写ドラマではOAD含めアニメ化されなかった、原作9巻の「偽アイヌ」のエピソードも描かれます。杉元たちは旅の道中、あるアイヌのコタン(集落)を見付け、休ませてもらおうとしますが、そのコタンには不審な点がいくつもありました。実はそのコタンの男たちは樺戸監獄から脱獄してきた囚人たちで、もともといたアイヌの男たちを皆殺しにし、女たちを脅して潜伏していたのです。ドラマでは偽アイヌ囚人の妻にさせられていた女性「モノア」を渡辺真起子さんが演じることも発表され、初の映像化に期待が集まっています。
このエピソードでは、全く偽アイヌたちを疑っていなかった杉元があるひと言で一気に「殺戮モード」になる描写も強烈ですが、さらなる衝撃の場面は「不敗の牛山vsヒグマ」です。このコタンにはもともとアイヌたちが子供のときから育てていたものの、「熊送りの儀式」ができないまま大人になったヒグマがおり、オリのなかにぎゅうぎゅう詰めの状態で入っていました。偽アイヌとの戦いのなかで最強の柔道家、牛山はこのオリを壊してしまいます。
その後、アイヌの村長のふりをしていた詐欺師で刺青囚人である「鈴川聖弘(演:山路和弘)」がヒグマに襲われているのを見た牛山は、ヒグマに躊躇なく近付くと近付くと毛皮をつかんで背負い投げし、そのまま森に帰してあげました。ドラマの公式サイトのトップページでは、勝矢さん演じる牛山がヒグマとにらみ合う場面カットが掲載されています。
役のために役20kg減量したという勝矢さん版牛山の、迫力の「一本」が観られそうです。