豊作ぞろいの秋アニメ…その一方であがる不安の声「スタッフが心配」「異次元すぎる」
2024年夏アニメが終盤に差しかかっており、すでに次の秋アニメに目を向けている人も少なくないでしょう。この秋も大人気作品の新シリーズや、話題作の続編が控えるなど、大きな盛り上がりを見せています。しかし、その裏では、一部の作品に対して不安の声が上がっているようです。
放送までに間に合うの?
2024年秋アニメが出そろい始め、さまざまな作品に注目が集まっています。しかし、今回の秋アニメ作品において「制作会社」に注目した一部のファンから、不安の声が上がっているようです。
というもの制作会社の「J.C.STAFF」は、『魔法使いになれなかった女の子の話』『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中』『魔王2099』『株式会社マジルミエ』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇』『Duel Masters LOST ~追憶の水晶~』『村井の恋』と、これら7作品を担当しているのです。
制作会社が掛け持ちをすること自体は珍しくないものの、現在放送中の夏アニメでも、制作会社「P.A.WORKS」が、TVアニメ『天穂のサクナヒメ』『菜なれ花なれ』『真夜中ぱんチ』を制作しており、それでも1クールにおいて3作品です。
そして「J.C.STAFF」が心配されている理由は、これだけにとどまりません。現在放送中のアニメ『2.5次元の誘惑(通称:にごリリ)』は、すでに2クール放送が決定しているため、秋アニメと並行して放送されます。
さらに「TRUMP」シリーズのTVアニメ『デリコズ・ナーサリー』は、制作上の都合により、2024年7月の放送を1か月遅らせ、8月からのスタートとなっていました。つまり、こちらの作品も、1か月分は秋アニメクールと被る可能性が高いでしょう。
それらをすべて合わせると、「J.C.STAFF」は1クールの間に9つもの作品を手がけることになっているのです。この問題に対して「クオリティーの担保は可能なのか……」「延期ラッシュにならない?」「作画崩壊だけは勘弁してくれ」など、不安視する声が相次いでいました。
ちなみに『2.5次元の誘惑』に関しては、9月15日に「第2回アニメ上映会 もっと!『にごリリ』の沼に落とそうの会」が開催され、そこでは第19話から第20話の先行上映が行われました。
つまり本作は、現時点ですでに完成近くまで仕上がっている可能性が予想されるのです。また『株式会社マジルミエ』は、「萌」との共同制作となっており、アニメーション制作全般は「萌」が担当していると公表されています。
この萌とは「最新のデジタル技術を取り入れた次世代のアニメ制作会社」とうたっており、『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のCG制作全般なども手がけた実力派です。つまり本作の映像クオリティーに関しても、心配の必要はないのかもしれません。
さらに現在、「J.C.STAFF」では2024年8月から11月期の中途採用を募集しており、これにも「この秋アニメを見越した採用かもしれない」との憶測まで飛び交っています。
さすがにこれだけの作品数となれば、不安の声があがるのは無理もありません。しかし、この不安が無駄だったと思わせるほどの、素晴らしい作品の完成に期待しつつ、制作者への労いと感謝の気持ちは、忘れないでいたいものです。
(マグミクス編集部)