受賞歴“多すぎ”な作品ばかり 2024秋アニメの覇権候補が豪華すぎた
放送が迫ってきた2024年秋アニメには、「覇権候補」になりそうな大作や話題作がそろっています。そのなかには大御所マンガ家の遺作ともいえる作品や、数多くのマンガ賞を受賞した注目作も含まれています。
未知なる「大魔界」の冒険に
いつのまにか残暑の厳しい季節になり、早くも秋の足音が聞こえてきました。それに伴って放送が迫ってきた秋アニメには、人気シリーズの9年ぶりとなる続編や、数多くの賞を受けた大作など、放送前から「覇権候補」と注目される話題作がそろっています。
●『ドラゴンボールDAIMA』
2023年10月の「ニューヨーク・コミコン」で発表された、アニメシリーズ最新作『ドラゴンボールDAIMA』は、世代や国境を超えて多くのファンに愛され続けている人気シリーズの最新作です。
シリーズが続くごとに強さを増していく「孫悟空(CV:野沢雅子)」が、同作では何者かの陰謀によって初代『ドラゴンボール』を思わせる子供の姿に戻ってしまいます。また、久しぶりに如意棒を使った戦闘が見られるようで、そこに懐かしさを覚えるファンもいるかもしれません。本予告PVでは新キャラクターが数多く登場するのと同時に、「大魔界」を舞台にした未知の冒険が繰り広げられることも明かされています。
原作者の鳥山明さんも同作の設定や基本ストーリー、デザインなどを手掛けていましたが、2024年3月に急性硬膜下血腫のために亡くなられています。鳥山さんの遺作ともいえる作品にファンは、「ワクワクが止まらない。ドラゴンボールは永久に不滅! 鳥山先生の遺作を全力で楽しむ!」「結局、冒険に戻るってのも感慨深い」「悟空の新しい冒険がどんなものになるのか、早く見たい」など、複雑な心境を抱きつつ楽しみを隠せないようでした。
『ドラゴンボールDAIMA』は10月11日(金)23時40分より、フジテレビ系全国ネットで放送予定です。
●『ダンダダン』
オカルトを中心にバトルやコメディ、青春といった要素を詰め込んだTVアニメ『ダンダダン』に期待を寄せている人も多くみられます。
同作は「少年ジャンプ+」の同題マンガ(作:龍幸伸)が原作で、毎週のように100万プレビューを超える閲覧数を誇る人気作です。その緻密な作画や迫力のあるアクションが人気を呼び、「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門で第2位や、取次大手の日本出版販売株式会社が主催する「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」で第1位に輝いています。
物語の冒頭は幽霊を信じる「綾瀬桃(CV:若山詩音)」とUFOを信じる通称「オカルン」こと「高倉健(CV:花江夏樹)」が、売り言葉に買い言葉でもめた結果、桃は廃病院へ、オカルンは心霊トンネルへ、お互いに向かうことになります。そこで桃が「セルポ星人(CV:中井和哉)」、オカルンは「ターボババア(CV:田中真弓)」と、それぞれ怪奇現象に出会うのでした。
予告映像の時点で、主役だけでなく怪奇現象に配している大御所声優や、『映像研には手を出すな!』などを代表作に持つ「サイエンスSARU」の映像に魅せられたファンは多いようで、ネット上は「ダンダダン声優陣豪華すぎないか?」「このリズムや色彩、作画のままいったら覇権間違いなし」といった声があがっています。
『ダンダダン』は10月3日(木)24時26分より、MBS、TBS系列28局で放送予定です。