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美しさは罪なのか? モテすぎたせいで“悲劇”を引き起こしたヒロイン3選

作品に登場するヒロインは、美しかったりかわいかったりとモテる人物が多いです。ただ、モテすぎるがゆえに悲劇を巻き起こしてしまったヒロインもいました。

モテすぎたヒロインが引き起こした悲劇とは?

ララァの死は、アムロとシャアの人生に大きく影響を与えた 画像は『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 21巻 -ひかる宇宙編・前-』(KADOKAWA)
ララァの死は、アムロとシャアの人生に大きく影響を与えた 画像は『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 21巻 -ひかる宇宙編・前-』(KADOKAWA)

 マンガやアニメにおいて、主人公とヒロインの恋愛事情は作品の大きな見どころのひとつです。しかし、なかにはモテすぎてしまったがゆえに、悲劇的な結末を迎えてしまうヒロインも存在します。では、どのような悲劇が描かれたのでしょうか。

●『東京卍リベンジャーズ』橘日向

 人気マンガ『東京卍リベンジャーズ』(作:和久井健)は、中学時代の恋人だった「橘日向(通称:ヒナ)」を救うため、主人公「花垣武道(通称:タケミチ)」が過去にタイムリープして未来を変えていく物語です。

 現代で死亡したヒナを助けるために何度も過去にタイムリープし、奮闘するタケミチが印象的ですが、実はヒナに想いを寄せていたのはタケミチだけではありませんでした。タケミチの宿敵「稀咲鉄太」も、ヒナに恋していたのです。

 稀咲は小学校の頃からヒナに恋心を抱いていました。しかし、ヒナはタケミチと親しくなり、中学生のときに付き合い始めます。当時、タケミチが不良だったことから、稀咲もまた、日本一の不良を目指す決意を固めました。

 実は、稀咲こそがタケミチのタイムリープを阻む張本人であり、その目的は「ヒナと結ばれるため」でした。しかし、現代では鉄太のプロポーズは失敗に終わります。そして、その怒りの矛先がヒナへと向かい、彼女は殺害されてしまいます。

 そもそも現代の「東京卍會」が半グレ化したのは稀咲が原因です。日向への恋心が暴走しなければ、あそこまで大きな抗争が起こる可能性が低くなり、死亡者の量も減ったのではないでしょうか?

●『機動戦士ガンダム』ララァ・スン

 1979年に放送が始まったTVアニメ版『機動戦士ガンダム』に登場する「ララァ・スン」は、主人公「アムロ・レイ」とその宿敵「シャア・アズナブル」に深い影響を与えたヒロインです。そして、彼女の存在は予想だにできない悲劇を引き起こします。

 ララァは、シャアに見いだされたニュータイプであり、モビルアーマー「エルメス」のパイロットとして戦場に立つ戦士です。彼女は、同じニュータイプのアムロと敵対しながらも心を通わせる一方で、シャアに対しては恋愛感情を抱き、シャアもまた彼女を寵愛していました。

 しかし、ララァは悲しい最期を迎えます。ガンダムに乗るアムロと、「ゲルググ」に乗るシャアが交戦中、アムロがビームサーベルでシャアを攻撃しようとした際、ララァのエルメスがシャアをかばい、彼女は命を落としてしまうのです。

 この出来事以降、アムロとシャアの間には深い確執が生まれます。「一年戦争」の終盤、両者の直接対決では、シャアが「ララァを死なせた」ことを理由にアムロを罵ると、アムロは「貴様がララァを戦いに引き込んだ」と応酬します。

 最終的に、ララァの死はふたりの間に取り返しのつかない溝を作り、戦争が終わった後もアムロとシャアは消息不明となり、救いのない悲劇的な結末を迎えました。

【画像】絶妙な隠れ具合! こちらはララァのきわどいポーズです(5枚)

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