『ドラゴンボール Sparking! ZERO』は原作再現度&キャラ愛がスゴい! ファン視点でレポ【TGS2024】
「東京ゲームショウ2024」(2024年9月26日~9月29日開催)のバンダイナムコエンターテインメントブースより、『ドラゴンボール Sparking! ZERO』のプレイレポを紹介します。
究極の3D『ドラゴンボール』ゲームを目指して
「東京ゲームショウ2024」(2024年9月26日~9月29日開催)のビジネスデイにて、バンダイナムコエンターテインメントブースを取材。『ドラゴンボール Sparking! ZERO』のプレイレポを紹介します。
全世界累計2億6000万部を誇る名作マンガ『ドラゴンボール』。その人気は原作マンガやアニメだけにとどまらず、ゲームでも100万本を超えるヒット作が何本もリリースされています。そんな『ドラゴンボール』ゲームの最新作が、2014年10月10日に発売される『ドラゴンボール Sparking! ZERO』です。バンダイナムコエンターテインメントブースの入口には巨大な悟空のオブジェがそそり立ち、注目を集めていました。
『ドラゴンボール』ゲームといえば、悟空やベジータのような超戦士を自分の手で操作できる爽快感や、原作マンガやアニメの表現がゲームで再現されたときの興奮が魅力です。最新作『ドラゴンボール Sparking! ZERO』はシリーズ最大規模となる180人以上のキャラクターが参戦しており、マニアックなファンもうならせるボリュームだといえます。
「東京ゲームショウ2024」の試遊台(PS5版)では全てのキャラクターが解放されていませんでしたが、キャラクターセレクト画面を開いてびっくり。悟空だけで何キャラもあり、変身も含めて同一キャラの差分が数多く用意されていました。細部への強いこだわりと深いキャラ愛が感じられます。他のキャラクターについては徐々に解放されていくとのことです。
●まるでアニメから出てきたようなキャラクター
本作のキャラクターの質感はきわめてアニメ版『ドラゴンボール』に近く、アニメキャラを動かしているような錯覚があるほどです。しかし激しい動きのときの影やダメージ表現には鳥山明先生の原作マンガの表現が多く使われています。マンガのコマ割りを再現したと思えるカットもあり、マンガ表現とアニメ表現のいいとこ取りに成功しているようです。「ドラゴンボールらしさ」の再現という点では最高レベルに達したのではないでしょうか。
●『ドラゴンボール Sparking! 』シリーズが正統進化
『ドラゴンボール Sparking! ZERO』の操作方法は「スタンダード」と「クラシック」の2種類から選べます。クラシックはこれまでのシリーズと共通の操作方法ですが、おすすめは新たな配置の「スタンダード」とのこと。
試遊では「スタンダード」で遊びましたが、どちらも基本的にはラッシュと気弾のふたつのボタンを組み合わせて連続技を派生させて攻撃する点は共通です。ガードや上昇・下降などの要素を除けば多くの2D対戦格闘ゲームよりもシンプルで、指がつりそうな複雑なコマンド必殺技はありません。気を溜めてからボタンを押せば、かめはめ波などの必殺技を放てるので、誰でも簡単に原作の再現ができるでしょう。
しかしそれはゲーム性まで単純というわけではありません。連続攻撃の組み合わせは存在しますし、バトルフィールドは地上と空中だけでなく水中にまで広がっており。奥深いかけ引きが楽しめます。また原作さながらに相手をぶっ飛ばして高速移動で追撃できる点も魅力です。殴り飛ばした相手が地形を破壊しながら吹き飛んで岩山に激突するなど、超人バトルが自分の手で再現できるのです。
●キャラとの一体感が凄い
快適な操作性はキャラとプレイヤーの一体感を高めてくれます。そこに原作さながらのキャラクターと動きの表現がついてくるので、まさに『ドラゴンボール』なりきりシミュレーターのようなゲームです。ゲーム性も奥深いので『ドラゴンボール』ファンはもちろん、格闘ゲームファンも楽しめるでしょう。「キャラゲー(キャラクターゲーム)」などと侮っている方にこそ届いて欲しい作品です。
(レトロ@長谷部 耕平)