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悪役だけど惚れてまうって 実写化で急激に「イケメン」になったキャラたち

実写作品の制作発表時にしばしば話題になるのが、登場人物のキャスティングです。なかには、顔立ちが良い俳優が演じることで、原作よりも数段イケメンになってしまったキャラもいました。

実写作品の宿命? 原作よりイケメンになった登場人物たち

映画『美女と野獣』ルーク・エヴァンス演じるガストンのキャラクタービジュアル (C)2017 Disney. All Rights Reserved.
映画『美女と野獣』ルーク・エヴァンス演じるガストンのキャラクタービジュアル (C)2017 Disney. All Rights Reserved.

 マンガやアニメを原作とした実写作品は、登場人物のキャラの完成度に注目が集まります。なかには、芸能人が演じたため原作よりもイケメンになりすぎたキャラクターも存在しました。

●『美女と野獣』ガストン

 フランスの有名な民話が原作のディズニーの人気アニメ映画『美女と野獣』は、2017年に実写映画化されています。その実写版では、ディズニー版のオリジナルキャラである悪役「ガストン」が、「イケメンになりすぎている」と話題になりました。

 そのガストンを演じたのは、映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』でも悪役「オーウェン・ショウ」を演じていた、俳優のルーク・エヴァンスさんです。原作のガストンは筋肉質な見た目で、主人公「ベル」が住む村でプレイボーイとして鳴らすうぬぼれやでした。設定上美男子のはずですが、ファンの間では彼が「イケメン」という意見は少なかったようです。

 しかし、ルーク・エヴァンスさんが演じた実写ガストンは、端正な顔立ちで「イケメンすぎてヴィランには見えない」「うぬぼれても当然レベルのイケメンで、多少の悪いことは目をつぶってしまいそう」「ビジュアルだけなら人間にもどった主人公(野獣)にも勝ってる」といったコメントも出てくるほど、イケメンになっていました。体格は原作のキャラに比べるとやや劣るものの、その甘いルックスはプレイボーイという設定にふさわしく、作品の世界観に説得力を持たせています。

 こうした好印象の声がある一方で、エマ・ワトソンさん演じるベルに付きまとい、一方的に好意を押し付けるといったガストンの横暴でいわゆる「有害な男らしさ」が詰まった性格はしっかり描かれており、その彼がどんな結末を迎えるのかも注目です。

●『テラフォーマーズ』蛭間一郎

『テラフォーマーズ』(原作:貴家悠/作画:橘賢一)は、累計2200万部を突破している人気マンガで、2016年に実写映画化された作品です。伊藤英明さんや武井咲さんら人気俳優が出演したことでも、当時話題になりました。

 本作は、火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」と人類の壮絶な戦いを描いています。テラフォーマーと戦う15人の戦士たちは、それぞれ昆虫のDNAを取り込み、そのベースとなった特性を活かして戦う設定でした。その戦士のひとりである「蛭間一郎」は、山田孝之さんが演じており、原作と比べ「イケメン化した」という声があがっています。

 原作の蛭間は太めの体型で、荒れた肌に老け顔で、決してイケメンとはいえない外見です。しかし、山田さんが演じた蛭間については「原作と明らかに顔面に差がある」「イケメン化していて原作とはまた違ったかっこよさの蛭間を見ることができた」といった意見が見られるほど、原作のイメージとかなりギャップがあります。

 また、作中の蛭間はどんな環境下でも仮死状態で生き残る「ネムリユスリカ」のDNAを駆使して、テラフォーマーと戦う姿が印象的です。実写版の蛭間が昆虫化したときの特殊メイクは、原作とは体格差などがありながらも、山田さんの独特でミステリアスな雰囲気が原作の蛭間と重なり、ハイクオリティな再現となりました。

【画像】え…っ? 『幽白』の桑原って「つぶれた顔」じゃなかったっけ? こちらが実写版であまりにも「イケメン化」したキャラです(8枚)

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