いいラブコメだけど「愛」の部分攻めすぎじゃね? 地上波ギリ通した衝撃アニメ
下ネタが出すぎてギャグに感じる?
同題のライトノベルが原作(著:赤城大空)のTVアニメ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』は、タイトルと裏腹に、数多くのエッチな場面が描かれた作品でした。
同作の舞台は「公序良俗健全育成法」という法律により、性的な表現が禁じられた世界です。主人公の「奥間狸吉」は、憧れの女性「アンナ・錦ノ宮」が委員長を務める「時岡学園」に進学するも、早々に反社会的組織「SOX」の創設者で下ネタテロリスト「雪原の青」でもある「華城綾女」から勧誘を受けました。そして、弱みを握られて嫌々SOXのメンバーとなり、下ネタテロに協力することになります。
第1話から登場する綾女は、しきりに下ネタ発言を連発するため、「ピー」という自主規制音がしつこいほどに鳴ります。ちなみにアニメ公式サイトで掲載された第1話のあらすじには、「『雪原の青』に、狸吉の期待と股間はしっかりもっこり膨らんでしまうのだった」と、直接的すぎる説明が書かれていました。
また、第4話「世界いわく、愛は正義」では、狸吉のストーカーとなったアンナが、寝ている彼を襲ってさまざまなことをしてしまう場面まで繰り広げられます。
ほかにもアンナは、文章にするのもはばかれるような卑猥な行為を狸吉に及んでおり、同作の視聴者からは「最初は過激すぎる! と思ったけど、だんだん下ネタがギャグに思えるようになって不思議と笑えてくる。ただ家族と観たら最高に気まずい」「下ネタのオンパレードで逆に斬新だった」といった声が数多くあがっていました。
ここまで過激な場面が多いのにもかかわらず、2015年にTOKYO MXなどで放送できていたのが、不思議に思ってしまいます。
(LUIS FIELD)