【漫画】会うたび罵倒してくる幼なじみが高校生に 盛大な“勘違い”の結末に「心地いいー!」
顔を合わせる度に罵倒してくる幼なじみの女の子。少年はあえて彼女を褒めて、刺激しないようにしていました。高校生になった今でもそのやりとりは変わりません。ところが思春期を迎えたふたりの関係は、少し変化が生じているようで……。作者のバルさんにお話を聞きました。
言葉とは裏腹に気持ちが揺らいでいる様子に「キュン」
顔を合わせる度に罵倒してくる、幼なじみの女の子「観月」。ですが、少年は彼女を褒めて、できるだけ相手にしないように対応してきました。やがて観月は、どんなときでも褒めてくれて、ピンチのときは助けてくれる少年に恋をしてしまいました。ある日、思わぬキッカケで、少年の「1日彼女」になった観月は、隠していた想いを抑えられなくなってしまい……。
バルさん(@balutesu)による創作マンガ『幼馴染みの女の子に罵倒される話』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は1.5万を超えており、読者からは「気持ちの流れのテンポがよくて引き込まれる」「不器用なツンデレ観月ちゃんがかわい過ぎる!」「せわしなくプラスとマイナスの感情の繰り返すのが心地いい……(笑)」などの声があがっています。
作者のバルさんにお話を聞きました。
ーー青春のドキドキを感じられるマンガです。『幼馴染みの女の子に罵倒される話』を描いた理由や、生まれたきっかけを教えて下さい。
僕は普段Xで短編なり、長編なりいろいろなマンガを描いています。このときは、照れて赤面する女の子が描きたくて、どういった感じにするかと考えました。昔は嫌いだったけど、今は大好きで、でも昔のことがあってなかなか素直になれない女子と、鈍感だけど頼りになる男の子をメインに描こうと思ってできたマンガです。
ーー今作を描くうえで工夫した点や、お気に入りのシーンやセリフなどはありますか?
最初の話で、簡単にふたりがどういう関係なのか、心境の変化を見てもらう人にすぐ分かってもらえるように、1コマ目で小学生時のふたりの話を描いて、2コマ目で高校生になったふたりの話を描くようにしました。
お気に入りのシーンは女の子が思いのたけを怒りながら、すべてぶつけるシーンが個人的にはいい感じにかけたなと思っています。
ーー主人公の幼なじみのふたりのキャラメイクに読者の方から多くの反響がありました。制作時にこだわった点や、キャラクターの細かい設定などがあれば教えて下さい。
マンガを描くとき、いつも女の子のキャラ、性格を決めてから、相手側の男の子のキャラを決めるようにしています。素直になれない女の子、いわゆるツンデレ系の女の子は暴力的にしたり、強い言葉を使い過ぎたりすると読者の方に受け入れがたいキャラになってしまうこともあります。暴力などは振るわないようにして、昔は本当に嫌いだったので強めの罵倒だったものを、好きになってからはかわいげのある罵倒に変えました。
そのうえで、男の子は大らかで気遣いできる子にすることで女の子の発言を受け止めつつ、笑い飛ばすことができるような不快感のないキャラにしました。
(マグミクス編集部)