【漫画】初めての看護実習でオロオロ、先輩「自主性が足りない」 しかし接し方を変えると?
初めての看護実習におろおろとしてしまった看護学生。そんな様子を見たひとりの看護師は、「自主性が足りないのでは?」と思ったようで……。Instagramで公開されたマンガが、「自主性って難しい!」と話題の作者、なんちゃってなーすさんにお話を聞きました。
オロオロする学生は「自主性が足りない」の?
看護学生への接し方について描いたマンガが、Instagramで2100以上のいいねを集めて話題となっています。
初めての看護実習におろおろとしてしまった看護学生。そんな様子を見たひとりの看護師は、「自主性が足りないのでは?」と思いました。しかし、別の看護師が少し接し方を変えると……。読者からは、「自主性って難しい」「学生の立場でなかなか『やります』とはいえないですよね」「だからこその声掛け、とてもうれしいです」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、看護師兼イラストレーターのなんちゃってなーすさんです。なんちゃってなーすさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーこの学生さんは、教育実習だったのでしょうか?
一般的な基礎看護技術の実習です。各自、学生の受け持ちを決めて、看護過程の展開や必要なケアなどを行いました。
ーーひと声かけると、学生さんはどのような行動をとりましたか?
笑顔で看護ケアに参加してくれました。
ーー学生さんや新人さんを教育する際、主にどのようなことに気を配っていますか? また、逆になんちゃってなーすさんが学生や新人としての立場なら、先輩からどのような教え方、接し方をされると仕事がしやすいですか?
私が指導する際は、指導する相手のことを尊重するように心がけています。逆に、もし自分が指導される立場のときは、親切に優しく指導してほしいです。
ーー「仕事の自主性」に対して「正解が分からない」という意見がありましたが、学生さんや新人さんはどのように行動することが最適だと感じますか?
いろいろな看護師がいるので、心が折れそうになることもあると思います。そんなときは誰かに相談し、ひとりで悩まないようにしてほしいです。
ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、描くときにこだわったポイントを教えて下さい。
セリフを慎重に考えたので、30~40分程かかりました。指導する立場の人たちに届いてほしいという思いで描きました。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「話しやすい雰囲気を作ることは大切ですよね」「なんちゃってさんのような先輩がいることで、本当に救われます」「私も学生さんがきたら、なんちゃってさんのように対応したいと思います」などの声がありました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
学生指導をする立場の人たちに、学生の頃の気持ちを思い出してもらいたくて描きました。
●なんちゃってなーすさん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)